FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

瞬き。

2007-09-14 00:49:18 | ろぐ
思わず見上げた空に、たくさんの星たちが瞬いていた。
タバコを銜えようかどうしようか迷って、逡巡しているじぶんにすこし笑った。

火をつけて、息を吸い込む。
のどの奥に煙が爪を立て、ぼくは少しむせ返った。それでも、もう一度煙を吸い込む。
「自分のキライな自分に吸わせてるんだ」なんて。
10年も前の欺瞞の台詞を思い出してみて。
あの頃が遠くなっていくことに少しだけ驚いた。

ソファにもたれて唇だけを動かした。「すき。」

星がこんなにも綺麗だから、いろんなことを思い出す。

泣きながら友人に詰め寄られたことも。
明け方まで長電話していたことも。
言葉をつむげなくて、ただ、タバコを吸い続けたことも。

何もかもが眩しくて、鮮やかで、輝いていた時間たち。
精一杯背伸びして、でも、本当は大人になんかなりたくなくて。


矢のごとく流れるんだな、本当に。





あの頃と同じ空を見上げて。もう一本だけタバコを吸ったら、


輝いている星たちに負けないように。
がんばろうって気合を入れて。


思い出すことで元気が出るのなら、
やはり、過去は素敵なものだってこと、なのかもな。