FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

レース。

2004-10-03 16:24:06 | ろぐ
未明から降り始めた雨は、やまず。
体温を奪う風は、吹き抜ける。

最悪のコンディションの中、90分耐久レースは幕を開けた。

昔からの夢だったんだよ、と彼は熱っぽく語ってたっけ。
ぼんやりと思い出す。

その彼がマシンに裏切られた瞬間は、すぐだった。

1コーナー。
彼が、視界から消えた。

よろよろと立ち上がり、ピットへ。
顔がこわばっていた。

必死に修復し、彼はまた、コースへ帰っていった。

僕は、何もできずに、その光景を眺めていた。
心の底に、熱い思いがある。

彼はもう転倒することなく、無事、完走した。


一つのことにかける。
自分の好きなことに、情熱を燃やす。

僕は今、そういう「なにか」が足りないのかもしれない。
羨望の眼差ししか、持ちえていない。

雨の日は、ブルーになるかも。

花火。

2004-10-03 04:43:17 | ろぐ
今日、大きな花火大会があった。
テレビ中継もされたらしい。

僕の実家の街も、花火大会が有名だ。

学園祭でも、花火、見上げてたっけなぁ。



見ている僕の立場は変わりつづけても、
夜空の花は変わらず。



間近で見上げると、腹の底まで音が響く。
あの音が、たまらなく好きだ。

花火の開く瞬間も。

大輪の花が咲く、ほんの一瞬を。
それだけのために、みな、何時間も待つ。

これだけ早さが追求されている時代に。

花火大会帰りの渋滞を横目に、仕事をしつつ。
やっぱり、日本人の血、だなぁ、
なんて、思ってた。


今年の夏は、小さな町のお祭りで。
そして、ドライブの途中で。

花火を見るたび、涙が出そうになる。

言い知れぬほどの感動と、
伝えきれぬほどの郷愁と。



花火、好き。