名古屋市美術館「ハイレッド・センター:直接行動の軌跡」展

現代芸術はさっぱり分からないにしても、しかし、何でも芸術の素材になるというのは、60年台の「ハイレッド・センター」の直接行動を「展示」するこの展覧会を見ると少しは理解が進むというものだ。若干世代的には遅れてはいるが、また、東京での彼らの活動を知る機会もなかったが、それでも、赤瀬川原平の「ニセ千円札事件」は同時代に生きたものとして多少は記憶がある。通常の偽札偽造版とは違う芸術としての創作活動を執行猶予付きとはいえ有罪判決をしたというのは、昨今の「秘密法」にむけての慌ただしい自民党などの政権側の動きと重ねてみるのは、過剰であろうか。6-70年台は新左翼系の運動が吹き荒れたが、彼らの運動も、そういった政治的な流れの中でおきたということである。あの時代、見過ごしていたことが、累積的に現在に至っているようだ。
名古屋市美術館「ハイレッド・センター:直接行動の軌跡」展:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2013/hrc/index.html
名古屋市美術館「ハイレッド・センター:直接行動の軌跡」展:http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2013/hrc/index.html

