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『春になったら苺を摘みに』

梨木 香歩、2002、『春になったら苺を摘みに』、新潮社 (新潮文庫)

著者が英国に留学していたときの下宿先の女主人ウェスト夫人にまつわるエッセー集。ウェスト夫人は、下宿人に様々な人々を受け入れる。異文化を背景にする人々(著者もそのひとりだ)、だけではなく、多様なキャリア、はたまた犯罪者まで。夫人は、アメリカ人でイギリス人と結婚してイギリスに居住するようになり、児童文学作家でもあった。夫人に他者に対する理解が高い訳ではないのだが、むしろ許容度が高いということであったであろうか。
著者もまた、ウェスト夫人への共感と同時に、その許容度の高さに対して疑問を抱くのだが、そのことは著者の作品の個別性と普遍性の交錯に反映しているようにも思える。日本文化の個別性と普遍性についての著者のスタンス、たとえば、『村田エフェンディ滞土録』や『家守奇譚』でもあり『裏庭』、さらには、『西の魔女が死んだ』、『沼地のある森を抜けて』をあげてもよいだろう。

春になったら苺を摘みに (新潮文庫)
梨木 香歩
新潮社

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2009-09-21 23:44:03 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


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