『シャンタラム〈上〉〈中〉〈下〉』

グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ、『シャンタラム〈上〉〈中〉〈下〉』、新潮社 (新潮文庫)
オーストラリアの伝説的な悪漢「ネッド・ケリー」(http://ja.wikipedia.org/wiki/ネッド・ケリー)を彷彿とさせる、主人公のシャンタラムは本国のオーストラリアでささいなことから、武装強盗を働き逮捕されるも脱獄して、インドのボンベイでギャングの仲間として生きる。ただし、彼自身は、生きるために実を流れに任せたからギャングの一味になったのであって、彼自身は、ひょんなことから知りあった仲間とともにスラムに住み、また、贋医者として働き、貧しい人々から尊敬を集める。ギャングの親玉も実のところ、ながれ流れてボンベイにやってきたアフガン人で、彼とともに、ムジャヘディンとしてアフガンで戦う。
この波乱万丈の半生は、著者の実体験だという。かれは、ボンベイでの生活のあと、オーストラリアに戻って、刑期を務めたあとこの小説を書き上げたのだとか。この大部の小説を一気読みするのは至難だが、少しずつでも読み進んでシャンタラムの生き様を追ってみるのも一興だ。人間、生きていくことは難しい。戦わなければならないこともある。しのがなければならないこともある。そんなことを感じることができるというものだ。
オーストラリアの伝説的な悪漢「ネッド・ケリー」(http://ja.wikipedia.org/wiki/ネッド・ケリー)を彷彿とさせる、主人公のシャンタラムは本国のオーストラリアでささいなことから、武装強盗を働き逮捕されるも脱獄して、インドのボンベイでギャングの仲間として生きる。ただし、彼自身は、生きるために実を流れに任せたからギャングの一味になったのであって、彼自身は、ひょんなことから知りあった仲間とともにスラムに住み、また、贋医者として働き、貧しい人々から尊敬を集める。ギャングの親玉も実のところ、ながれ流れてボンベイにやってきたアフガン人で、彼とともに、ムジャヘディンとしてアフガンで戦う。
この波乱万丈の半生は、著者の実体験だという。かれは、ボンベイでの生活のあと、オーストラリアに戻って、刑期を務めたあとこの小説を書き上げたのだとか。この大部の小説を一気読みするのは至難だが、少しずつでも読み進んでシャンタラムの生き様を追ってみるのも一興だ。人間、生きていくことは難しい。戦わなければならないこともある。しのがなければならないこともある。そんなことを感じることができるというものだ。
![]() | シャンタラム〈上〉 (新潮文庫) |
グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ | |
新潮社 | |
![]() | シャンタラム〈中〉 (新潮文庫) |
グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ | |
新潮社 | |
![]() | シャンタラム〈下〉 (新潮文庫) |
グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ | |
新潮社 |

