『老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF)』

ジョン・スコルジー、2007、『老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF)』、早川書房
75歳を過ぎると宇宙軍に志願ができ、満期除隊後は、地球以外の宇宙コロニーに植民できる。そして、最新の遺伝工学によって、老人の記憶と知識を持ったまま、「ディフェンダーシリーズ」という超越的な身体能力をもった肉体が与えられ、ブレインパルという頭脳同士がコミュニケーションできるツールと身体能力を増強するスパートブラッドという血液に代替する人工血液が与えられる。しかし、生殖能力はない。
主人公のジョン・ペリーは、宇宙軍の兵士として、人類の植民地の拡大のためのエイリアンたちとの戦闘に従事する。このSFはの売りは、特別な技術によって若返りした老人の戦いの記録だ。バラエティにとんだエイリアンとの戦いも見ものだが、かれらが、それまでの記憶を残したまま戦い続ける所がミソである。しかし、ストーリーは、お楽しみとして、書かないでおこう。
思わず、続編を注文してしまった。物語は、どう展開するのだろう。
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老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF) |
ジョン・スコルジー | |
早川書房 |

