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夕方買い物に歩い出たが、雷鳴とともにパラパラと夕立にあった。大したフリにはならなかったものの、少しは夕方涼しい風が吹いた。
トンカツ
添野菜;人参スティックとオクラを塩ゆで、きゅうり、トマト、玉ねぎみじん切り+細かく切ったアボカド+細かく切ったゆで卵+マヨネーズ+塩コショウ+フレッシュオリーブオイル。
2024-08-15 21:26:17
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夕食・自宅
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『紫式部と藤原道長』(電子版)
紫式部と藤原道長 (講談社現代新書)
倉本一宏
講談社
本書は、古記録をもとに紫式部と藤原道長の関係を描いたものである。時代を追ってその関係が描かれるが、最大のポイントは、「枕草子」と「源氏物語」あるいは、清少納言と紫式部の対決、といったところなのではある。とはいえ、その対決の背後にあるのは、道長の摂関政治の完結に関わったということにある。
道長の兄の道隆が一条帝の后・皇后として送り込んだ「定子」の華やかなサロンは、清少納言の「枕草子」の記述によって「定子」の死後もその華やかさが語り継がれていた。それに対抗して、道長は娘「彰子」を送り込み、「彰子」の生んだ皇太子、天皇の外孫としての権力を講師することが狙いであった。ところが、「彰子」の地味なサロンを活性化するひつようがあった。そこで、紫式部を女房(おつきの世話役)として送り込んで、「源氏物語」を執筆させ、「彰子」への一条帝の寵愛を得ようとしたものであるという点にある。
ドラマでは紫式部は「まひろ」、清少納言は「ききょう」の名が与えられているが、史実はどちらも本名も生没年も不詳であることは知っておいてよいだろう。清少納言は、父の姓の「清原」から「清」、父の職位の「少納言」からとられた女房名である。紫式部は、清少納言にならえば、おそらくは当時は「藤式部」とでも呼ばれていたであろうが、「紫」については、「源氏物語」の「紫の上」の「紫」から取られているようで、存命中に「紫」と呼ばれていたと考えられる。
これまたNHK大河ドラマ「光る君へ」の副読本として、あまり知らない平安時代について知ろうとしたものだ。
2024-08-15 15:15:17
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読書
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『平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像』(電子版)
平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像 (NHK出版新書)
倉本 一宏
NHK出版
藤原行成の「権記」、藤原実資の「小右記」、藤原道長の「御堂関白記」を読み解きながら平安貴族の日常を表現しようとする。
まず初めに平安時代の貴族たちの日記とは何か、子孫の栄達のために詳細な記録を残そうとしたもので、残された日記にはそれぞれの特徴が見られる。ただし、いずれの日記もすべての日取りが残されているわけではないこと、一方、自筆で残っているものが道長の「御堂関白記」であって、その筆致もまた記録として残されている。また、「権記」では、共通の目的に加えて個人的な夢や感情も記されている。「小右記」では、実資が長寿であったこともあって、長期間に渡る記録でもあること、さらには、儀式ごとに分類しようとする意図があったようで、実資自身もそれをこころみ、養子もそれを引き継ごうとしたために、かえって、散逸したともいえる。「権記」と「小右記」は後代の筆写本が残されているので、本人の誤記脱字であるのかそれとも筆写者の誤記脱字であるのかが不明である。こうした古記録をもとに平安貴族の考え方や疾病観などを読み取ることができることは大変興味深く読むことができた。
本書も、NHKの大河ドラマ「光る君へ」の副読本のように読み始めたが、双方相まって興味深い。読了したのは本書で2冊目だが、他にもまだ数冊のこっている。
2024-08-15 15:15:17
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