『エストニア紀行: 森の苔・庭の木漏れ日・海の葦 (新潮文庫)』
最近、エストニアに行ってみたいという気分が高まっている。フィンランドのヘルシンキに入り、フェリーでエストニアに入るというものだ。本書でも、高速艇なら1時間と書いてある。バルト海を隔てるとはいえ、その程度の距離なのだ。
著者については10年ほど前にマイブームがあって、当時販売されていた文庫を集めて読んでいたことがある。今回はタイトルにひかれたものだが、何冊か最近読んだエストニアに関するもの、電子国家としての体制をいち早く整えつつあるという国家の現状を伝えるものと、本書はアプローチが異なっていることは確かなのだが、かえって、行ってみたい気分が高まった。可能なら1週間ぐらい時間をかけたいものだ。