今朝のNHK経済羅針盤で アルバック の中村会長が出演されていました。
なんの会社? 警備会社?(そりゃ ALSOKや)
株やってる人は、ご存知だと思いますが、真空技術を生かした液晶、太陽電池の製造装置の会社です。
脚光を浴びる部品関連のメーカーですので、時々紹介されています。
しかし、装置会社なので、分かり難い会社でもあります。
今日の会社紹介と会長の談話から気になる点を列挙しておきますので参考にしてください。
①会社の主力事業の推移
半導体装置→液晶装置→太陽電池装置
②方針
何が当るか分からないので、あえて、選択と集中を行わない
有機ELは、25年前、太陽電池は、30年前から開発に着手している。
③業界の特徴
装置製造は、顧客の事業の初期段階で売り上げが膨らみ、ピーク時には減少してしまう。
このため、うまく波に乗っていかないと会社の業績が伸びない。
④ナゼ生産までやらないのか?
製造装置と生産は、別物
手がけるつもりは今後も無い
⑤所見
何が当る事業か分からないので、長期投資向きでは無いと思います。
事業リスクが大きいので、業績の伸びる関連事業の初期段階での投資を行うのが有効かと思います。
そして、吹いた時は必ず利食い売りをすることですね。
今の株価は、5000円に頭を抑えられて、4000円割れまで来ています。
テーマ性が強いので、次の順番まで待たないとダメかな~
予想では、シャープの堺工場あたりか?
6728 (株)アルバック | ||
【URL】http://www.ulvac.co.jp/ | ||
【決算】6月 | ||
【設立】1952.8 | ||
【特色】真空技術を核に産業機器に展開。FPD製造装置主力。太陽電池製造用装置の草分け。開発重視 | ||
【償却負担増】後半は液晶用回復だがメモリ用失速。償却負担40億円増もあり営業益伸び悩み。営業外の付加価値税還付金収入なくなる。米国子会社減損21億円は消滅。09年6月期はプラズマ用や有機EL用、太陽電池用が増勢。連結配当性向20%メド。 | ||
【資本参加】篠田プラズマに4%出資、フィルム型ディスプレー共同開発。和歌山事業所新設、シャープ堺新工場向け拠点に。 見逃した方に BS1で再放送あり
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太陽電池関連ということで今後も注目をあびそうです。ここのチャートはボックス形成しており、チャートを見ながら下で買い、上で空売りすれば利が取れそうですね。(今は空売り規制が入っていますので空売りはできませんが、下にまた落ちてくると思うので、また買いたいと思っています)
中村社長の話では技術の海外流出についての考え方にちょっと不安を感じました。せっかく多額の研究費をかけて開発したものを海外勢に取られないだろうか。
心配ですね。
シャープもブラックボックス戦略で、韓国勢に差を付けたようにノウハウは大事だと思います。
このあたりは、何年後かにしか結果はでませんので、今は分かりませんね~
しかし、儲かっているのでもう少し配当性向を上げて欲しいところです。