主な予定
7日(月):国際決済銀行(BIS)世界経済会議、米休場(レーバーデー)
8日(火):(日)7月経常収支、(米)7月消費者信用残高
9日(水):(日)7月景気動向指数速報値、須田日銀審議委員会見(長崎)
(米)地区連銀経済報告(ベージュブック)
10日(木):(日)7月機械受注、8月企業物価指数
(米)7月貿易収支
11日(金):(日)4-6月期GDP2次速報
(米)7月卸売在庫・売上8月輸出入物価指数、8月財政収支
9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
日本の予定
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/news/top&newsid=14643
全体の予定
http://www.morningstar.co.jp/news/schedule/
日本の経済指標のポイント
(10日)
○(日)7月機械受注:予想は前月比-3.5%。
7月の機械受注は、6月の大幅増加(前月比+9.7%)の反動で-3.5%程度まで
減少する見通し。
しかしながら、7月の減少は製造業での2ヶ月連続の増加に対する反動減
に過ぎず、趨勢としては、製造業を中心に下げ止まりから緩やかな回復
局面にあるとの見方が大勢であり、秋以降の回復基調が予想されている
米主要経済指標のポイント
(10日)
○(米)7月貿易収支:予想は-275億ドル。
米国7月の貿易収支は、6月の-270億ドルとほぼ同じの-275億ドル程度が
予想されている。
米国の個人消費の低迷から貿易赤字の拡大は予想できず、ポジティブ・
サプライズとしての貿易赤字減少の場合を注目か。
(11日)
○(米)9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:予想は65.3。
米国9月のミシガン大学消費者信頼感指数速報値は、米政府の自動車買い
替え支援策の終了、消費者の節約志向などを受けて、8月の65.7から65.3
程度に低下する見通し。
ニューヨーク株式市場の上値が重いことや雇用情勢の改善が緩やかである
ことから、米国消費者の節約志向、買い控え傾向が強まっており、米政府
の自動車買い替え支援策が8月に終了し、初回住宅購入税控除も10月に
終了することで、二番底の懸念が高まりつつある。
(11日)
○(米)8月財政収支:予想は-1615億ドル。
米国8月の財政収支は、1615億ドルの赤字が予想されている。
赤字幅は、昨年8月の-1119.1億ドルから拡大するものの、7月の-1806.8億
ドルから減少する見通しで、米議会予算局が下方修正した2009会計年度
見通し(-1兆5870億ドル)を裏付ける内容が予想されている。
ネガティブ・サプライズとしては、予想を上回る財政赤字が発表された
場合となる。
他では 9日(日本時間10日午前3時)に米地区連銀経済報告(ベージュブック)が
発表される。
8月のFOMC議事録から窺えるように、景気の下振れリスクは減少した
ものの、労働市場は依然として厳しい状況にあることから、出口戦略を
検討するには時期尚早、といった景況感を反映する内容が予想されている。
22-23日の連邦公開市場委員会(FOMC)の判断材料となるが、住宅ローン
担保証券(MBS)購入プログラムの延長、出口戦略の先延ばしへの布石に
なりかねないことから、米国債利回りの更なる低下に繋がる可能性が高い。
米国債入札が、8日に3年債380億ドル、9日に10年債200億ドル、10日に
30年債120億ドルで予定されており、また今回も波乱なく消化されるか動向
が注目されることになる。
引き続き米国債入札の好不調に絡み、米長期金利が上昇すれば、ドル・円
は仕組み債絡みなどのドル買いが強まり、金利が低下すればドル売りが
強まる可能性が高まる。
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