突撃 相場に負けるな!

配当・優待運用で資産延命を図るブログです。

生涯投資家

2018年01月10日 21時17分00秒 | 

正月休みの間に、村上氏の著書 生涯投資家 を読みました。

生ぬるい経営の日本企業に欧米流のやり方で挑戦したが、最後は、出る杭は打たれる の格言を地で行ったような格好になり、日本的な終焉を迎えました。

この点は残念でしたが、個人的には評価しています。

ただ、逮捕された案件についての記述が思ったより少なく、この点はもう少し詳しく述べてほしかったと思いました。

一方、とても参考になったのが、ROEの部分です。

企業もレバレッジを効かせた経営で、もっと資本効率を高めないとダメと説いています。

昨今、問題視されているのが多額の利益剰余金からくる現預金の多い企業が増加してきて、ROEが低すぎるという指摘ですが、これはごもっともと私も異論のないところです。

使い道があればいいのですが、ただただ貯めこむだけでは、配当で還元してほしいと思います。

他人資本を使ってやれば、成長も早いのは、いうまでもありません。

しかし、こういう姿勢が日本企業に強いのは、日本の銀行業のあり方に問題があったと思います。

この点、紙面では触れられていないのが、残念です。

唯一、バブルの事件で尾上縫事件を紹介しており、日興銀のえげつない営業姿勢の様子が描かれています。

昔から、晴れた日に傘を貸し、雨の日に取り上げる といわれたように、企業に寄り添う姿勢のなさは天下一。

昨今の企業ドラマ 半沢直樹、下町ロケット、陸王 でも、こんなやりとりが出てきます。

借り手の企業は、バブル崩壊、リーマンショックなどの教訓を生かして、銀行に頼らない経営を目指して、お金を貯めこんだのも無理はないと思います。

日本企業にもっと借金させるのは、銀行業そのものが変わらない限り、無理ではないかな?

投資家目線もいいけど、こういう歴史を踏まえたうえで、考えないといけないテーマだと思います。

総会出てて 潤沢な資金があるのに、借入している企業なんか、株主に質問されて社長がお付き合いでしているだけだ といわれていたところもありました。

こういう言い方をされるようでは、もはや銀行業の存在感がなくなってしまうと思います。

単に欧米に後れを取っているというだけの問題ではなく、もっと根の深い話ではないかな?

 

今日の相場は、やや弱めながらも、マイPFは 元気良かったです。

ただ、日銀の国債購入減額で円高が進行しているので、明日は 外需がさらに売られそうです。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0IMF06_Q8A110C1000000/

あとは、夢展望を買戻ししておきました。

優待新設で飛びついた ハイパーがやっと反発してくれました。

年末にも損切&買戻ししなかったので、何とか上昇基調に復帰を期待しています。

今日の下落率上位には、冴えない決算予想の クリエイトSD、ヨンドシーなどの優待銘柄が並んでいます。

DS銘柄は、人件費アップなどが効いて、収益面での厳しさを増している格好です。

優待銘柄が多いセクターなので、注意が必要と思われます。

ただ、私は現在組み入れ無いので、助かっています。

 

優待新設

GAMEWITH

クオカです。

https://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20180110/avyoed/140120180109447781.pdf

 

優待内容変更

ユナイテッドスーパー

品数が増えています。

https://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20180110/av8vpw/140120171228444212.pdf

 

優待内容決定

ヘルスケア

https://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20180110/aw0u3z/140120180110448495.pdf

 

コメント (2)
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