相変わらず外部要因で左右される展開が続く日本の相場ですが、今週もその傾向は変わらないでしょうね。
特に、アメリカの決算発表で一喜一憂の展開も予想されますので、ご注意を
大局的には、欧米株の下降トレンド入り鮮明で、日本も売りの観点から見ておくほうが良いようですが、下げすぎた時は反対に調子に乗っての安値売りしないことを心がけましょう。
無理して参加しないほうが、身の為か?
週内の主な予定
14日(月):(日)日銀金融政策決定会合(15日迄)
15日(火):(日)日銀政策金利発表、7月日銀金融月報発表、白川日銀総裁会見
(米)6月生産者物価指数、6月小売売上高
7月NY連銀製造業業況指数、5月企業在庫
バーナンキ米FRB議長が上院銀行委員会で半期に一度の証言
16日(水):(日)5月第3次産業活動指数
(米)6月消費者物価指数、5月対米証券投資
6月鉱工業生産・設備稼働率、6/24-25FOMC議事録
バーナンキ米FRB議長が下院金融委員会で証言
17日(木):(米)6月住宅着工件数・住宅着工許可件数
7月フィラデルフィア連銀業況指数
18日(金):(日)6/12-13日銀金融政策決定会合議事要旨、白川日銀総裁講演
日本関連の材料
14-15日に開催される日銀金融政策決定会合に 注目。政策は「全員一致の据え置き」が恐らく100%のコンセンサスと みられる。一部マスメディアでも流れているように、日銀は、物価上昇は もちろん警戒しつつも、既に後退期入りしているかもしれない景気の下振れをより気にかけているとみられ、このことは白川日銀総裁の記者会見(15日) などである程度明らかになると思われる。
来週発表される米経済指標のポイント
(15日)
○(米)6月生産者物価指数:予想は前月比で全体+1.3%、コア+0.3%。
全体はガソリン高(米エネルギー省によれば、全油種平均は季節調整前で
前月比+7%超。季節調整係数では一部しか削られない)、食料品高で上振れ
と見られている。下方向へは自動車価格(新車・中古車)がやや波乱要因か。
前回5月分は、全体+1.4%(予想+1.0%、4月+0.2%)、コア+0.2%(予想
+0.2%、4月+0.4%)。
○(米)6月小売売上高:予想は前月比で全体+0.4%。
10日公表のチェーンストア既存店売上はおおむね好調。しかし、6月の
自動車販売は振るわない。全体よりコア(除く自動車)に上振れリスクが
ありそう。前回5月は全体+1.0%(予想+0.5%、4月+0.4%←-0.2%)、
(自動車除く)+1.2%(予想+0.7%、4月+1.0%←+0.5%)。
○(米)7月NY連銀製造業業況指数:予想は-7.25。
先月の大幅低下からの部分的反動上昇と見られている。NY連銀指数と
フィラデルフィア指数は先月のISM製造業の方向観と合わなかった経緯は
あるが、7月の一連の製造業業況感指数の嚆矢でもあり、注目される。
中期的方向感は下振れリスクが勝る。前回6月分は-8.68(予想-2.2、
5月-3.23)。
(16日)
○(米)6月消費者物価指数:予想は、前月比全体+0.7%、コア+0.2%、前年比
全体+4.5%、コア+2.3%。
ガソリンの値上がりがあるが、生産者物価と異なり、消費者物価の季節調整
係数はむしろ押し上げ方向へ働くことに留意。これからはガソリンだけで
全体の前月比を+0.5%ほど押し上げる計算になる。食料品もアップサイド・
リスク。これらを最大ウェイトの住居費などがどう押し下げるかに注目。
コアは落ち着いた伸びと見られている。前回5月分は、全体前年比+4.2%
(予想+3.9%、4月+3.9%)、コア前年比+2.3%(予想+2.3%、4月+2.3%)。
○(米)6月鉱工業生産・設備稼働率:予想は、鉱工業生産-0.1%、設備
稼働率79.3%。
雇用統計の製造業総労働時間指数は、製造業が前月比-0.5%、鉱業が+1.5%
公益産業(電力など)が+0.7%。内訳の入り繰りがありうるが、コンセン
サス程度の仕上がりと見られる。前回5月分は、鉱工業生産が前月比-0.2%
(予想+0.1%、4月-0.7%)、設備稼働率が79.4%(予想79.7%、4月79.6%
←79.7%)。
(17日)
○(米)6月住宅着工件数:予想は、住宅着工件数97万戸、住宅着工許可件数
96万戸。
着工については先月の許可件数、直近のNAHB(全米住宅建設業協会)指数
が再び最低水準でとなっていることからは、やや下振れもありうる。ただ、
前日公表の最新のNAHB指数次第で、市場のバイアスが変わる可能性に留意。
前回5月分は、住宅着工件数が97.5万戸(予想98万戸、4月100.8万戸←103.2
万戸)、住宅着工許可件数が96.9万戸(予想96万戸、4月98.2万戸)。
○(米)7月フィラデルフィア連銀業況指数:予想は-15.0。
小反発と見られている。NY連銀指数の項で述べたように先月は方向感がISM
とずれたが、注目度(特に下振れた場合か)は、歴史のある本指数が市場
へのインパクトは大きい。前回6月分は-17.1(予想-10.0、5月-15.6)。
米国決算予定
15日のUSバンコープ、インテル、17日 のJPモルガン・チェース、メリルリンチ、バンク・オブ・ニューヨーク、 ブラック・ロック、AMD、18日のシティグループ、マイクロソフト、IBM
日本決算予定
◇◇◇07月14日(月)◇◇◇
メディクリ(2451)
アウン(2459)
サーラコーポ(2734)
クリエイトSD(2794)
山下医科器械(3022)
ゴルパ(3074)
日本エンター(4829)
東洋電機(6655)
マルカキカイ(7594)
イヌイ建物(9308)
丸八倉庫(9313)
セイヒョー(2872)
クリエイト・レストランツ(3387)
カッパ・クリエイト(7421)
アトリウム(8993)
安川情報システム(2354)
マックス(6454)
◇◇◇07月15日(火)◇◇◇
サカタのタネ(1377)
E・JHD(2153)
キャンドゥ(2698)
三協立山HD(3432)
東洋炭素(5310)
日本フイルコン(5942)
佐鳥電機(7420)
インターアクション(7725)
三益半導体(8155)
パシフィックHD(8902)
鉄人化(2404)
ドトール・日レスHD(3087)
メディア工房(3815)
良品計画(7453)
サマンサタバサ(7829)
島忠(8184)
東宝(9602)
安川電機(6506)
◇◇◇07月16日(水)◇◇◇
ユニオンツール(6278)
ミルボン(4919)
◇◇◇07月17日(木)◇◇◇
北興化学(4992)
ユーシン(6985)
日本MDM(7600)
日本ケンタッキー(9873)
東京衡機製造所(7719)
◇◇◇07月18日(金)◇◇◇
日本毛織(3201)
住江織物(3501)
川口化学(4361)
津田駒(6217)
日置電機(6866)
松竹(9601)
石塚硝子(5204)
アルインコ(5933)
TAIYO(6252)
SPK(7466)