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おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

食中毒統計

2023年03月25日 05時11分00秒 | おうちごはん

昨日の自分の胃腸炎症状は、食中毒ではないかと考えています。

管理栄養士という職業柄、食品衛生関連では、随分勉強もしてきたつもりですが、

自分の失敗も教材となるのです。(負け惜しみか)

厚労省の食中毒の統計資料は興味深く、今回再び見直してみました。

令和3年度の統計(2021年)が最新です。

食中毒原因物質は

1位 アニサキス    344件

2位 カンピロバクター 154件

3位 ノロウイルス   72件

患者数を見ると

1位 ノロウィルス   4,733人

2位 カンピロバクター 764人

3位 アニサキス    354人 

アニサキスは寄生虫、カンピロバクターは細菌、ノロウィルスはウィルスです。

アニサキスが最近増えてきたのは、鮮魚の流通が発達して、生の魚が市場に多く出回るようになったことと、アニサキスの認知度が高くなったせいでしょう。

これは、一度冷凍すれば死滅します。

刺身など生ものを食べるときは、要注意です。

なめろうやたたきという調理形態は、防御のための知恵ではないかと思います。

感染性はないので、件数と患者数はほぼ同じです。

カンピロバクターは、少量で発症する食中毒菌です。

鶏肉の4割から6割に付着していると言われます。

加熱すれば問題ありません。

60度で1分加熱が最低の殺菌条件です。

そして、今回自分の胃腸炎症状の原因ではないかと思うのが、ノロウィル(もしくはカンピロバクター)です。

強力な感染力をもちます。

2017年に東京の小学校複数でおきた、刻みのりによるノロウィルス(ヨミドクターの記事参照)の食中毒が記憶に新しいです。

潜伏期間は12時間から24時間。

実家で症状が出たので、帰宅するときは、次亜塩素酸ナトリウム40PPM 溶液で消毒作業をしてきました。

(水1リットルに40mlのハイターを入れた液です)

アルコールは殺菌には有効ではないのです。

ノロウィルスは食品中では増殖せず、体内で爆発歴に増えます。

原因食品は不明ですが、とにかく食品は加熱調理が一番です。

このコロナ禍で、コロナ感染は免れ、発熱も一度もありませんでしたが、胃腸炎症状は2度めです。

検査は受けませんでしたが、ノロウイルスかカンピロバクターのどちらかだろうと思います。

コロナも怖いけれど、食中毒も怖いです。

それでもごはん。

昨日は絶食でした。

大分、胃腸も回復してきたので。

ブランチは、大根おろしとえのきあんのうどん。



晩ごはんは、新玉ねぎとにんじんのポタージュ
キャベツスープ煮
手羽先の紹興酒煮は圧力鍋で。
モツァレラチーズとドライイチジクのサラダ

赤ワインも一杯。
さすがに完食はできません。
まだ、本調子ではありませんが、おいしい毎日に戻りたいです。

手洗い、うがい、殺菌、消毒、心して。。


 

 

 


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (グライセン)
2023-03-25 05:51:42
お大事に。
勉強になりました。私も気をつけます。
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Unknown (siawasegohan_2009)
2023-03-25 06:42:06
グライセンさま
ありがとうございます。
お恥ずかしい失敗談です。。
返信する
お大事になさってください。 (ume724)
2023-03-25 09:16:51
いつも学ばせていただいております。
早くご回復なさいますように!!
返信する
Unknown (siawasegohan_2009)
2023-03-25 15:59:22
@ume724 ありがとうございます。
本日はすっかり回復して、雨の中、花見散歩をしてきました。
返信する

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