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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

時雨(しぐれ)

2018年12月02日 21時16分44秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 会議は20時過ぎに終了。これからの任期はあと半年、決算・予算編成など結構大変である。
 本日は、これから若干の読書ののち、ウォーキングに出かけようと思ったのだが、一時的に雨が降ってきた。もうしばらく様子を見てから出かけるかどうかの判断をせざるを得ない。
 「冬の始めに、晴れていても急に降り出し、すぐに止む。それを繰り返す」ことを時雨(しぐれ)という。本日の雨がちょうど当てはまるのではないか。
 本来は山に近いところの減少をさしていたらしい。今では都会でも、平地でもとおり雨の時に使われるという。朝の雨は朝しぐれ、夕方の夕しぐれ 、夜は小夜しぐれという。冬になって最初のしぐれは初しぐれ。

★初しぐれ猿も小蓑をほしげなり     松尾芭蕉
★初しぐれ病む身がおもふ人の上     石川桂郎
★しぐるるやわれも古人の夜に似たる   与謝蕪村
★道あがごとくにしぐれ去りにけり    鷹羽狩行


 明日の午後は通院、地をサラサラにするというワーファリンの処方をしてもらう。診察の前に採血で、ワーファリンの効果や肝臓の回復状況の把握を行う。

冬めく

2018年12月02日 17時11分52秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 カラーコピーを何枚かしたのちに無意識のうちに最寄りの地下鉄の駅に入城してしまい、横浜駅について慌てた。横浜駅まで出かける予定はまったくなかった。しかしそのまま引き返すのももったいないような気がして、安いチェーン店の喫茶店に入り込み、30分のコーヒータイム。書店の中を一巡りしてから、再び地下鉄で帰宅。
 18時からの会議の資料を人数分コピーをして事前準備は完了。

 本日は外に出ると冷えているのを実感、ようやく冬らしくなったのではないだろうか。樹々の枝葉の風による揺れや音が、気温の低下とともに鋭さを増してくる。身体感覚として冬を実感するのは、寒さの皮膚感覚だけでなく、冬服の重さ、目の感想、皮膚の乾燥‥。数え始めるときりがない。もっともどの季節もだが。

★枝葉鳴るあした夕べに冬めける     辻美奈子
★冬めける髪をなだめて寝まりけり    岡本 眸




歳を感じるとき‥声が大きくなる

2018年12月02日 13時21分21秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 会議の資料が出来上がった。間に合った。不備はあるかもしれないが、補ってもらうしかない。カラーコピーをしなくてはいけないページがあり、これからカラーコピーのためにコンビニへ。会議は夜。

 昨晩の忘年会、大勢いたので隅っこの方で年齢の近い友人と話を続けていた。皆に入院のことなど、いたわってもらったのは嬉しかった。大勢なので、隣り同士でも声がつい大きくなってしまっていたようだ。
 今朝起きると喉がだいぶ疲れていた。大声を出すのがもともと苦手なので、大きな声で長時間話すと喉を傷める。同時にやはり歳のせいか、耳も複数の声を聞き分けにくくなっている。充満しているほかの人の声と、隣の人の声がまじりあってしまう。微妙な声の聞き分けが年とともに困難になってくる。それでつい声が大きくなってしまう。

 これまで他人ごとだったことが、次第に自分のこととして実感してしまう。

神奈川県立歴史博物館

2018年12月01日 23時40分12秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 15分ほど前に帰宅。予定よりも2時間近く遅くまで忘年会の会場にいたのがいけなかった。お酒は飲まず、ウーロン茶を生ビールのジョッキで2杯飲みながら、友人たちと話し込んだ。
 久しぶりに楽しい時間を過ごした。

 昼間に訪れた神奈川県立歴史博物館、改装が終わってから初めての入場である。本日、常設展は早歩きでまわった。あまり変わっていないようにも見えたが、これからまたじっくりと見て回る機会があるはずだ。
 65歳以上は100円、特別展と合わせても300円である。

   

 今回の特別展は「鎌倉ゆかりの芸能と儀礼」。寺社に伝わる芸能や儀礼を、信仰の継承や伝承という観点からの展示という風に解説されている。過疎化とともに多くの伝承芸能や儀礼が存続の危機を迎えている。神奈川県下でも、例外ではないはずだと思う。私などは日常生活では伝統芸能や儀礼はまったく接することはない。
 今回の展示は私にとっては貴重である。特に行列の模様を描いた絵巻は見ていてとても楽しかった。私の理解出来ない装束の人びとの姿もあり、時間のある時に図録をめくって勉強したくなった。

県立歴史博物館&横浜美術館

2018年12月01日 16時55分24秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
午後は神奈川県立歴史博物館にて特別展「鎌倉ゆかりの芸能と儀礼」並びに常設展を見てから、横浜美術館にて「駒井哲郎展」の二度目。

横浜美術館の周囲は大勢の家族連れで賑わっていた。美術館の中は前回よりは人は多かったが、それほどの混雑と影響は思えなかった。
美術館では全体は見ずに、詩人とのコラボレーション、小説の装幀、ルドンやクレー等の作品からの影響等々を見てきた。
これより都内へ。

1ミリと3ミリ

2018年12月01日 10時53分08秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日理髪店で整髪してもらった。左右と後ろをバリカンで刈上げてもらった。いつもは3ミリのバリカンを使用してもらうが、昨日は1ミリのものを使った。
 その結果、後頭部がとても寒く感じる。昨晩の夜のウォーキング、頭に風があたり冷え冷えとして「冬」という季節を感じた。同時にまもなく67歳のわが身のわびしさもそのかに感じた。
 髪の毛で歳を感じるなどというのは、皮膚感覚で感じるということでもある、と悟った。鏡で見るだけではないのだ。

 私の髪の毛は全体がほぼ均一に95%以上は白い。だが、15年くらい前に理髪店でいわれたとおり、左右と後ろの髪は太く元気がいい。伸びも早い。てっぺんから前にかけては弱々しく伸びも遅く、そして細い。これは間もなくなくなる運命なのだろう。

 冬用の野球帽をかぶる時に、帽子の生地が直に皮膚に触れたと感じる。皮膚に触れる部分の感覚が1ミリと3ミリでこんなにも違うものかと思った。この感覚になじむまでにしばらくはかかりそうである。