
「栄西と建仁寺」展と「日本絵画の魅惑」展で、琳派(俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一)の風神雷神図屏風を見て、感想を書いた。
実は酒井抱一の弟子である鈴木其一にも風神雷神図がある。屏風ではないが襖絵である。実はこれも前からみたいと思っていた。残念ながら見る機会を逸してきて、いまだに見ていない。
今年上記の3作を見たのだから今年中に鈴木其一のものも是非目にしたいと思っている。

ネットで検索していたら、画像がダウンロードできたが、粗くて顔の表情がよくわからない。書店の絵画のコーナーでもこの作品を取り上げた書物がない。
ブログを探索していたら、2008年の「大琳派展」ではこの4作が同時に展示されたらしい。残念ながらそのころは現役で、見るゆとりもなくまた機会もなかった。
さらに「江戸絵画の真髄展」(東京富士美術館)で展示されていて、会期は6月29日まであったとのこと。とても残念であった。東京富士美術館というのはなかなか行く機会がないし、ちょいと行きづらい。
「襖の八面を使って、四面に風神、もう四面に雷神が、余裕ある空間の中でゆったりとえがかれている。“たらしこみ”の手法や大胆な筆さばきによる墨で一気に描かれた雲は、画面に複雑な調子と動きとを与えるとともに、広大な天空を感じさせ、彩色された風神雷神と美しい調和を示している」(文化遺産オンライン)という評価が出ていた。
この襖を利用した風神雷神図、風神と雷神のあいだの距離感をどう感じるか、というのも鑑賞のポイントに見える。また両者の視線や筋肉、彩色の妙などをじっくりと味わいたかった。
機会を逃さないようにしないといけなかった。

それを探りたいです。
氏の評論はなかなかのものになってきてますな。なかなかチャチャも入れづらい。なあんちっちの継続ちっち。
そこには、思いもかけないトリック(?)が・・・ それは行ってのお楽しみ。後期展示、会員カードがあるので、2回見て行きました!
【http://blog.goo.ne.jp/shysweeper/e/7e786ad94687129825d630b04617f127】
そのときに図録の小さな帰一の襖絵をみて、風神と雷神の間が空きすぎていると思っていました。
しかし「トリック」是非体感したいと思います。ありがとうございます。
できるだけ早く訪れたいです。
ご訪問、こころから感謝いたします。
昨年の3つの風神雷神の同時展示。何も知らず見ていた時の印象、少し知識を持ってからの印象。抱一を天真爛漫な人・・・と感じていていたことに吹き出してしまいました。
いろいろと想像しながら作品を見るのは楽しいですね。
同じように鑑賞される方がおられるのを知ってとても嬉しいです。
また遊びに来てください。