本日は買い物の随行はないと楽観していたら、昼真際になって親から天気も良いので、久しぶりに外に出向いて買い物に行きたい、という電話。
妻一人に付き添わせるのも申し訳ないので、結局私も随行する羽目になった。混雑する大手のスーパーを避けて、少々高いもののゆったりできる店で購入。
往路も帰路も昨日と同じ公園のベンチでお茶を飲みながらゆっくり歩いた。陽射しがあり、汗ばむほどの陽気である。
二人が買い物をしている間、私は空いていた喫茶店で読書タイム。といっても30分もかからずに買い物は終わった。
歩き足りないので、帰宅後に再度団地の周囲を30分ほどウォーキング。いつものドラッグストアをのぞいてみたけれども、相変わらずジェル仕様のものを除けば、アルコール類の棚は空っぽ。手の消毒に転用できる調理器具用の消毒液も、界面活性剤入りのものしかない。除菌できる消臭剤も界面活性剤が入っている。
在職中はそこそこ財布も太っていたので、酒や肴も結構贅沢していた記憶がいまでも鮮明だ。
しかし、共に年金生活者となった今ではそうもいかなくなった。
財政管理を手放してからは日常の生活品ひとつとっても、妻は以前のように財布を開いてくれないのだ。
だから買い物のキャリアでも一緒すれば、「しめたものだ!」。あれこれ自分の好きなものが勝手に選べるからだ。
妻はコメやダイコン、洗剤など重いものを購入するときでも自転車でいくので、余程のことがないと付き添いの声をかけてはくれない。同行の声がかかったときは、なぜか好き勝手に買い物ができる雰囲気には無いので、黙って運転手に終始するだけなのだ。
同道すると予算を無視した「趣味の買い物」をされるのが分かっているからなのである。
しかし美術展の入場料、図録代、そして書籍代は駄々っ子のようにせがみます。
歳をとると、駄々っ子に戻るのが当たり前だ、と開き直っています。そうはいっても妻の掌の中です。