昨晩布団に入ってから、退職者会の記念誌の作業の不備に気が付いた。気になって仕方がないので、早めに起床して訂正を始めたら、他のページにも不備がいくつかあるのに気が付いた。すべて訂正していたら、正午過ぎまでかかってしまった。
「妥協するのが下手」と昔から仲間に言われてきた。確かに手抜きが苦手である。自分ではきちんとした仕上げをしたつもりでも、プロの校正者にかかれば、私がこだわったところもいとも簡単に改善される。そんなことを幾度も経験してきた。
しかしそれでも手抜きができない。ここは手抜きをしても印刷所できちんと直してくれるはず、とわかっていても気になって仕方がない。友人には「凝りすぎ」「拘り過ぎ」「損な性格」といつも言われてきた。
余りに根を詰めすぎて「体調を崩すぞ」と言われて、現に具合を悪くしたことは何回もあるが、あらためることができないまま、とうとうこの歳になってしまった。もう生涯治らないだろうといわれる。
作業がひととおり終わったら、正月用の花やお酒を買いに行くので昼食の用意をしていない、との宣告。やむなく妻と親の後ろから荷物持ちとしてついていった。買い物の最中に昼食にありつけた。まるで散歩に連れていかれた犬のようにおとなしく付き従った。
ただしお酒の店ではこだわりの日本酒と焼酎、そして赤ワインを購入。この時だけは顔がほころんだ。帰りがけには屠蘇散も手に入れた。
帰宅してから「図書1月号」を読了。