マーラーの交響曲第7番を引っ張り出してきた。マーラーの曲はそれなりに気合を入れないと聞き続けるのが大変である。
今回もエリアフ・インバル指揮、フランクフルト放送交響楽団、1986年の録音で発売は翌年の1987年。
考えてみると第1番、第4番、第6番の次に聴く機会が多い。長年のマーラーの曲に対する違和感みたいなものが何なのか、せめて自分が親しむことのできる曲はどれなのか、それらが知りたくて、昔購入したインバルの指揮による交響曲を聴いている。
1番から聴き始めて、これまでは昔から聴き慣れている第1番がやはり私の耳に心地よく響くことを再確認しただけのような気がしていた。
しかし久しぶりのこの第7番、今晩は第1楽章と第2楽章だけでおしまいにするつもりだが、惹かれるものがあった。
第1楽章はいつものとおり、「少し大げさすぎないか」というほどの金管の咆哮がつづく。だが旋律は明確である。私の耳には不完全にしか聞こえないがソナタ形式を踏まえているようだ。第2楽章のさまざな旋律は魅力的である。
全体を楽しみに明日以降も期待して聴いてみたい。
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