
昨日に引き続きヨゼフ・スークのバイオリン、ヤン・パネンカのピアノでベートーベンのバイオリンソナタ。本日は第7番と第8番を聴いている。夜までこれを繰り返して聴いてみたい気分。
ベートーベンのバイオリンソナタというとどちらかというとかたい感じが先行する。金属的な音がする演奏も多い。私にはやはり音の厚みと柔らかさがあるスークの演奏が何と云われようと好きである。
この7番以降などはかなり弓と弦とが強くぶつかる。アクセントを強く鋭く引き出さないと譜面の要求に応えられないのだが、これまでいくつか私が聴いた演奏では金属的な音がしてしまう。女性の演奏でもしかり。
そのようなところもこの演奏では柔らかく包み込むように聴こえる。多分評価はいろいろありそうであるが、私の好みなのである。