先ほど高階秀彌著「続名画を見る眼」を読了した旨を記載したが、つい本屋に寄って購入してしまったのが、「俵屋宗達-琳派の祖の真実」(古田亮、平凡社新書518)。先ほどの宿題をまだすませてはいないが、持ち運びのリュックの中に文庫ないし新書の本がないと寂しいのでつい購入してしまった。
宗達に限らず、琳派と云われる後継者にも触れ、琳派総体を扱おうとしている。さらにクリムトやマチスや、ジャズにまで話が及ぶ論考に惹かれた。結構楽しめるようだ。
専門家の緻密な論考もいいが、自由で囚われない感覚の飛翔もまた楽しい。荒唐無稽と感覚の自由な飛翔は紙一重のところがある。無責任な荒唐無稽は私の嫌うところであるが、この紙一重というのが刺激的なのである。
鋭い山の稜線をバランスを取りながら歩くに似ている。自分からバランスを崩すこともあるし、風や浮石でバランスを崩すこともある。心の中で荒唐無稽に陥らないようにいろいろ情報の抽斗を探しながら、自分なりの道筋をつけるのが面白い。そして自信がない時の見極めと撤退を心がけていれば、意外と面白い飛翔が楽しめるものである。
宗達に限らず、琳派と云われる後継者にも触れ、琳派総体を扱おうとしている。さらにクリムトやマチスや、ジャズにまで話が及ぶ論考に惹かれた。結構楽しめるようだ。
専門家の緻密な論考もいいが、自由で囚われない感覚の飛翔もまた楽しい。荒唐無稽と感覚の自由な飛翔は紙一重のところがある。無責任な荒唐無稽は私の嫌うところであるが、この紙一重というのが刺激的なのである。
鋭い山の稜線をバランスを取りながら歩くに似ている。自分からバランスを崩すこともあるし、風や浮石でバランスを崩すこともある。心の中で荒唐無稽に陥らないようにいろいろ情報の抽斗を探しながら、自分なりの道筋をつけるのが面白い。そして自信がない時の見極めと撤退を心がけていれば、意外と面白い飛翔が楽しめるものである。