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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「図書12月号」から 3

2018年11月30日 20時14分11秒 | 読書


 とりあえず読み終えた。

★十二月、寒さの中の楽しみ       円満字二郎
「感じ的にちょっと面白いのは、「ダイコン」の方。日本語では、『古事記』の昔から、この植物のことを大きな根っこを持つところから「おおね(おほね)」と呼んでいました。それを感じで書き表すと「大根」。これがいつのまにか、中国語風に音読みされるようになって、「ダイコン」ということばが生まれた‥。つまり、「ダイコン」は和製英語ならぬ和製中国語のようなもの。日本人の外国語好きは、昔も今もあまり変わらないようです。」

★動く神、歩く人、作られる道      三浦佑之
「風土記を読むと、神も天皇も人も、思いのほか頻繁に移動しているようにみえる。現存する五か国の風土記にはそれぞれ特徴があるが、移動伝承にも個性が窺える。たとえば、天皇が各地を巡行する記事は、出雲国風土記を除く四か国の風土記に頻出する‥国によって登場する天皇に違いがあり、語られ方にも特徴がある。天皇をほとんど登場させない出雲国風土記の場合はスサノヲの御子神やカムムスヒの御子神がよそからやって来て鎮座したという地名起源譚や‥オホナムチが各地を巡行する伝承を数多く伝えている。」
「播磨国風土記の些細なと思える伝承を少し掘り起こすことで、その便利な出雲街道が古代から存在したことに気づかせてくれる。風土記が遺されたおかげである。その一方で、そうした道は列島中に張り巡らされていたはずだが、今は消えてしまい探る手立てもない。」


★東京ではじめて会ったヤンソンは、「してやったり」とばかりに笑った。 冨原眞弓


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