本日の午前中は「神奈川大学生涯学習・エクステンション講座」の「芭蕉・『去来抄<修行教>を読むその1」、午後は同じく「俳句実践講座・古典に親しみつつ俳句を楽しむ」のそれぞれの連続講座の第1回目。講師はともに寒川大学の名誉教授の復本一郎氏。
復本一郎氏は1943年愛媛県宇和島市生まれ。早稲田大学大学院卒、静岡大学助教授・教授を経て、神奈川大学教授。専門は近世・近代俳論史とのこと。
午前中の講座は講義中心で、「去来抄」の修行教の講読だが、初回の本日は「不易流行」についての前段の理解のために、向井去来が榎本其角に送った書と、去来の「旅寝論」の講読が行われた。次回からは「去来抄」の本文に入る。なかなか難しいが何とかついていきたい。大学の少人数のゼミのように、講義の後、参加者一人一人に感想を述べさせるなどなかなか気が抜けないがいい刺激である。テキストはワイド版岩波文庫「去来抄・三冊子・旅寝論」(頴原退蔵校訂)だが、絶版につきコピーが配布される。
午後の講座は、上島鬼貫の「独ごと」の講読と句会を隔週ごとに交互に行っていく形式。本日は岩波文庫「鬼貫句選・独ごと」をテキストに「独ごと」のせら27「「つよき句」と「よわき句」」、28「百日の稽古より一日の座功」、29「心と詞」を講読。この講座はすでに4月からこの「独ごと」の講読を行っていたらしく、大半は4月からの参加者のようであった。理解が追いつけるか心配であるが続けるしかないようだ。これもゼミのような形式で、一人一人に内容の感想を実作との関係から必ず求められる。1から26までは独習で読みこなさなくてはならないようだ。なかなか厳しいものでもあるが、鬼貫のいう「まこと」の意味の理解にはとても役に立った。初回の理解では「まこと」とは今の言葉で言えば、作者の実際の感動、とも理解できそうである。
再来週の第2回は兼題「虫しぐれ」での句会、3句提出とのこと。即吟でなくてとりあえず助かった。
この講座、すでに5年程続いているようで、最初から参加している方もいるようだ。次回の句会、とても緊張すると思う。
さて今横浜に大雨・強風注意報がでた。最近はかなり早めに注意報・警報が出る。こんな程度で?と首を傾げるような時も多いが、時勢が時勢だからやむを得ないと言ってしまって好いものだろうか。と思っていたら、急に雨風ともに強くなってきた。音がとても騒がしい。
復本一郎氏は1943年愛媛県宇和島市生まれ。早稲田大学大学院卒、静岡大学助教授・教授を経て、神奈川大学教授。専門は近世・近代俳論史とのこと。
午前中の講座は講義中心で、「去来抄」の修行教の講読だが、初回の本日は「不易流行」についての前段の理解のために、向井去来が榎本其角に送った書と、去来の「旅寝論」の講読が行われた。次回からは「去来抄」の本文に入る。なかなか難しいが何とかついていきたい。大学の少人数のゼミのように、講義の後、参加者一人一人に感想を述べさせるなどなかなか気が抜けないがいい刺激である。テキストはワイド版岩波文庫「去来抄・三冊子・旅寝論」(頴原退蔵校訂)だが、絶版につきコピーが配布される。
午後の講座は、上島鬼貫の「独ごと」の講読と句会を隔週ごとに交互に行っていく形式。本日は岩波文庫「鬼貫句選・独ごと」をテキストに「独ごと」のせら27「「つよき句」と「よわき句」」、28「百日の稽古より一日の座功」、29「心と詞」を講読。この講座はすでに4月からこの「独ごと」の講読を行っていたらしく、大半は4月からの参加者のようであった。理解が追いつけるか心配であるが続けるしかないようだ。これもゼミのような形式で、一人一人に内容の感想を実作との関係から必ず求められる。1から26までは独習で読みこなさなくてはならないようだ。なかなか厳しいものでもあるが、鬼貫のいう「まこと」の意味の理解にはとても役に立った。初回の理解では「まこと」とは今の言葉で言えば、作者の実際の感動、とも理解できそうである。
再来週の第2回は兼題「虫しぐれ」での句会、3句提出とのこと。即吟でなくてとりあえず助かった。
この講座、すでに5年程続いているようで、最初から参加している方もいるようだ。次回の句会、とても緊張すると思う。
さて今横浜に大雨・強風注意報がでた。最近はかなり早めに注意報・警報が出る。こんな程度で?と首を傾げるような時も多いが、時勢が時勢だからやむを得ないと言ってしまって好いものだろうか。と思っていたら、急に雨風ともに強くなってきた。音がとても騒がしい。