

本日は渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催している「国立トレチャコフ美術館所蔵「ロマンティックロシア」」展を訪れた。
久しぶりの美術展、しかも久しぶりの渋谷である。





お目当てはチラシに掲載されている「ジャム作り」(ウラジ-ミル・マコフスキー、1878)、「帰り道」(アブラム・アルヒーホフ、1896)、「正午、モスクワ郊外」(イワン・シーシキン、1869)、「雨の樫林」(イワン・シーシキン、1891)、「樹氷」(ワシーリー・バクシェーエフ、1900)など。
いづれの作品も強いコントラストで同時代の西欧の絵画に比べてとても明るいと思った。自然の描写がなぜか私の気持ちに沿った景色に仕上がっている。
中でも「帰り道」は実にロマンティックな物語りを匂わせる。馬のお尻、御者の背中、馬具の上のひとつの鈴、馬の足が跳ね上げる埃、遠くの日の沈むそら、手前の草花、古い年季の入った馬車、どれをとっても物語が自然と出来上がってしまうような構図であり、筆致である。
「雨の樫林」の真ん中左の曲がった気には大きな洞(うろ)があり、男女のカップルは馬車のわだち跡も生々しい泥んこ道を素足で歩いている。逃避行のような情景である。深い霧は何を暗示しているのだろうか。不思議な情景である。


樹氷、素敵です。
正午、モスクワ郊外の空をみると
深呼吸したくなりました。
ロシアの歌なども良いのが沢山ありますね。
それにしても、
Fsさんは何から何まで高尚ですね。
御下品な私、恥ずかしいです( ˘•ω•˘ )
楽しく、面白く絵を見ることが出来れば、自然とまた見たくなる。そんな魅力があります。
高尚でも、下品でも、楽しく見られれば満足。
無手勝流で楽しむのがいちばんです。