先日オリオン座のペテルギウスの減光のことを記載した。今度は増光に転じたようた。
アメリカ変光星観測者協会のデータベースに登録されている観測結果をグラフ化してみると、ベテルギウスは昨年10月後半から今年2月前半にかけて暗くなり続けた後に、現在は1.5等付近まで増光していることがわかった。
赤外線での観測では変化なく、放出するエネルギーは変わっていないとの報告もあるようだ。
今回観測された減光について、ベテルギウス自身が放出した塵によって光がさえぎられたか、ベテルギウス表面の温度が例外的な活動により低下した可能性が指摘されているらしい。
超新星爆発を起こすのではないか、人類史上最大の天体ショーなどと騒がれたが、取りあえずは回避されたとらしい。ただし確定的なことは誰も分からない。640光年と近い超新星爆発、ガンマ線の影響などどのような影響があるのか、それも未知である。
不確定で、無責任なことは言えないので、今はこれ以上は触れないことにする。