来週は会議やら、市民病院での再検査、友人との街歩きと呑み会などがあり、その合間を縫っていつものかかりつけ医に見てもらって降圧剤などを処方してもらうことになっている。
毎日の血圧などの測定値を記録している。本日から8週間分の測定値をエクセルに入力する作業を始めた。毎週決まった曜日にこなせば楽なのだが、つい通院する間際までため込んでしまう。
毎日少しずつやれば苦労することはない、とは小学校の時から夏休みの宿題が出るたびに教師から言われた言葉である。しかしこれを実行できたためしはない。またそれを実行したという級友もいない。誰もできないこと、誰もしないことを恰も当然のようにいう教師に反感を持ったことだけは鮮明に覚えている。
小学校5年生の夏休み直前に、川崎から横浜に転校した。そのとき川崎の小学校の担任の教師から「出された宿題を転校先の学校に提出しろ」と言われた。真に受けて引っ越しの慌ただしいさなかだったが、何とか終わらせて新しい学校に持っていった。「提出は必要ありません」と冷たく言われた。言外に「余計なもの持ってこないでもらいたい」と迷惑顔で言われたのを今でも覚えている。
せめて「大変だったでしょう。新しいクラスに早く慣れてください」くらいは言ってもらえると思っていた私はとてもがっかりした。
実は、函館から川崎に転校した小学校3年の冬休みの宿題でも同じようなことがあった。そのときは函館の担任の教師が川崎の学校に丁寧に電話してくれたようだ。函館で出された宿題もちゃんと川崎の学校では受け取ってくれた。
移動の多かった川崎と横浜ではそんな面倒なことは教師にとって、迷惑なことだったとは思うが、今でも覚えているほど当時の私はとても傷ついた。
友人に言わせると「そんなことを70年以上も根に持っているのか、恐ろしく執念深い性格だ」ということになる。ということで人前ではあまり言わないことにしているが、ときどきこれを吐き出したくなる。吐き出さないと、寝られなくなる。悲しい思い出である。