Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

半夏生(ハンゲショウ)

2019年07月01日 23時27分21秒 | 俳句・短歌・詩等関連

★木の揺れが水に移れり半夏生      大木あまり

 私の解釈では、季語は半夏生。二十四節気のうちの夏至の時期、七十二候の第三候。夏至から11日目、ないしそれから5日間をいう。また半夏生はドクダミ科植物のことでこの時期に白い花をつけ、葉も白く変色する。なお、サトイモ科の半夏(漢名:烏柄杓(からすびしゃく))という説明をするものもある。開花時期はやはりこの時期。どちらが正しいかは私には判断できない。今回は前者のドクダミ科の植物と解釈してみた。

 私は句意は、次のようだと思っている。

「梅雨のころの蒸し暑い時期、緑旺盛な水辺の樹々の葉が水面に映って揺れている。その揺れは梅雨時の蒸し暑さを受けて物憂げである。物憂げなゆったりした揺れが魚のゆったりした動きに移ったかのようである。水の中の魚は涼しげであるが、動きが物憂げに見えてしまう。樹々の下には湿地を好む半夏生の白く変色した葉も物憂げにゆったり揺れている。」

 このようにかなり面倒な意味合いがある。どうも多くの解釈は、「移る」を「波に映る」だけに解釈しているような解説もある。水面に揺れが映るだけでなく、揺れが魚の動きに「移る」という解釈が抜けているものが多いのではないか。
 もう一つの解釈のずれは、7月初めという梅雨の時期であることが抜けていることだと思う。爽やかな夏のきらきらした太陽のもとの花ではない。ハンゲショウの花は白いが小さく目立ちにくい。葉が花弁のように白く変色するのである。揺れも花弁の揺れではなく、葉のゆったりした揺れと解釈したい。
 一方では「涼し気な白い花や葉」「明るい太陽のもとの樹々の葉の揺れ」という情景も捨てがたいことは確かだ。そうはいっても梅雨の間の滅多にない晴間、という限定は無理がありそう。

 はて、結論・正解はいかなるものであろうか。

 


入院手続きが煩雑

2019年07月01日 21時49分34秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 救急車にお世話になったのだが、救急車を呼ぶまでに紆余曲折、いろいろありまずはそれだけで疲れてしまった。救急車以外選択がなかなかすんなりとはいかない上に、最後の手段として来てもらっても、受け入れてもらえる病院が見つかるまでにも時間がかかり、嫌な思いもした。救急隊の隊員にはずいぶんとお世話になった。

 これまで嫌な思いをした病院は、今回も同様に不可解で、不愉快な思いを重ねた。もう二度とそこにはかかりたくない、という思いを確認した。

 先ほどまでかかって、明日までに病院に提出する書類を書き上げた。これまでの病院よりは書類の数が多い。そして明日は区役所でいくつかの書類を貰ってから本日に引続き手続きと見舞い・様子見のために病院を訪れる。
 駅を降りるとすぐのところにある病院なので、それはとても楽である。しかしタクシーなどでは遠くて、通いにくい。荷物の多い退院時以外はタクシー利用は難しい。


病院に半日以上

2019年07月01日 20時26分27秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 7月最初の日、昨晩は私の親と妻、娘と4人で早めに外食を済ませ、早めに寝た。しかし今朝早く、私の親の具合が悪くなり、朝から病院でお世話になった。
 朝7時に電話がかかって来てから、病院に搬送してもらい、検査結果が出るまでじっと待機をした。入院が決まり、今後の処置やら手続きなどを教えてもらって終了したのは17時過ぎ。遠くの病院だったので、あとから来た妻と買いものなどをい、食事をして19時半に帰宅。半日以上もかかった。
 特に体をたくさん動かしたわけではないのだが、ふだんと違う生活パターンだととてもつらいものがある。朝慌てて一緒に出掛けたので、靴下も履かずサンダル履き、薄い半ズボンと薄いメッシュのTシャツだったため、冷房の効いた病院内は寒くで震えていた。
 忙しそうに働いている病院スタッフが説明に来るたびにいろいろと質問を用意をしているのだが、とっさの判断でスタッフの答えに応じた質問を考えるのが難しい。それだけで疲れてしまう。

 自宅に戻って、歩数計の歩数を見たら13500歩と特に多くはないが、それでも予想よりははるかに多い歩数となっていた。病院内外でそんなに歩いたのかと不思議な気分である。

 ということで、ブログの更新も出来なかった。いつもは俳句関連でひとつ、日記用の記事でひとつ、三つ目は美術展の感想や読書の覚書などである。それぞれ前もって用意した原稿ではなく、考えながら作り上げるのだが、もう本日はものを考える余裕がない。