Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

眠気に襲われる

2018年01月20日 23時54分17秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 仕事をしていない身であるが、明日は日曜日。今のところ予定がない。というよりは予定がなくなった。
 いつも2時に寝て8時に起きる生活だが、明日はもう少しゆっくり寝ていたいと思う。眠い時というのは、不意に訪れる。疲れがたまっているためなのか、単なる周期的なものなのかはわからないが、眠気に逆らう気力は昔のようには湧いてこない。
 やはり「仕事をしている」ということはそのような気力に反映することなのかもしれない。仕事をやめると生きる気力を失ってしまう、とよく言われる。私などは、仕事を退職してもいろいろと慌ただしくしている身なので、それほど深刻には考えなかった。しかし確かにやみくもに仕事をやめて、いざ何もすることが無いとなると、自分でも戸惑ってしまうのはよくわかる。
 まだ日付が変わる前だが、本日は眠気に負けて早めに寝る準備に入ろうと思う。

本日も冬の月を見て

2018年01月20日 23時05分46秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 会議は1時間ほど前に終了。夜のウォーキングに出かけてきた。本日は久しぶりにだいぶ歩いた。
 団地の管理組合の会議に出るために18時過ぎに外に出たところで南西の空の月齢3.5の月と対面。三日月から1日過ぎて夕月というのだが、三日月といって構わないと思う。月はいつ見ても風情がある。太陽は目がつぶれるので直視することはないが、月はいつ、どんな季節でも、そしてどんな形であっても、そして雲のあるなしにかかわらず、見飽きることはない。人を柔らかく包み込む光である。また人の身を浸み込んできて、心を洗ってくれる光でもある。

★戸口まで道が来ており冬の月    鳴戸奈菜
★寒月やひとり渡れば長き橋     高柳重信


本日は大寒

2018年01月20日 12時13分44秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 本日は大寒。ウィキペディアの説明を要約すると、
「大寒は二十四節気の第24。十二月中(通常旧暦12月内)。現在の定気法では太陽黄経が300度の時で1月20日ごろ。恒気法では冬至から1/12年(約30.44日)後で1月20日頃。期間としての意味では1月20日~2月3日まで、この日から次の節気の立春前日まで」
「寒さが最も厳しくなるころ。「暦便覧」では「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と説明する。実際は1月26日あたりから2月4日あたりまでが最も寒い。寒(小寒 - 立春前日)の中日で、一年で最も寒い時期とされる。武道ではこのころ寒稽古が行われる。大寒の朝の水は1年間腐らないとされ、容器などにいれ納戸に保管する家庭が多い」
となっている。

★大寒の一戸もかくれなき故郷    飯田龍太

 大寒の句といえばこの句であろう。大きな景を透明な空気感とともに、そして広角レンズを覗くように表現している。いかにも飯田龍太の私のイメージどおりの句である。
 甲斐の山から盆地をのぞんでいるように鳥瞰図に近い視点ではないだろうか。ただし真上からの視点ではない。故郷は盆地の広いところではなく、下って行く途中の手前の集落あたりの中景に見ているのではないか。落葉し尽くした林の中に小さな集落が、あらわになって見える。遠景に盆地の町とさらに遠くに盆地を囲む山脈が、白く浮き出るように配置されている。多分顔を鋭い空気が痛いように刺さっているのではないか。
 同時にあらわになった家々との密度の濃い行き来もまた引受けているのであろう。濃密な村落の共同体の存在も垣間見ることができる。