Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

皆既月食

2011年12月11日 16時39分28秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日は皆既月食。約3分の1ほど欠けた頃から、皆既月食を挟んで約半分に戻るまで、断続的にベランダから双眼鏡でのぞいた。
 皆既月食を見たのは何十年ぶりだろうか。ごく小さな双眼鏡で観測した記憶があるが、いつごろだったのかさっぱり記憶にない。ただ団地のベランダから見た記憶はあるだけだ。
 今回は還暦祝いにもらった大型の双眼鏡だったが、それなりに楽しめた。ベランダからだから、北側は見えず、南側も大半は他の号棟に阻まれ、天頂から東・南・西側の半分が見えるだけ。オリオン座を中心に、おうし座、おおいぬ座、ふたご座、ぎょしゃ座、木星に双眼鏡を向けて見た。
 双眼鏡・望遠鏡での観測は大学生時代以来だから、ほぼ40年ぶりだ。星団も二重星もすっかり忘れてしまった。ふたご座のどちらがポルックスかカストールかも忘れ、ぎょしゃ座の一等星の名前が本日もまだ思い出せない。
 昔は望遠鏡で、星星の微かな色の違いや散開星団の星の数を数えたり、彗星を追いかけたり、太陽の黒点の図を作ったり、木星の4大衛星の動きを年鑑を見ながら確かめたり、変光星の明るさの変化を調べたりとそれなりに楽しんだものだが、見上げることによる首と肩の痛みに耐えるのが苦痛に感じるだけになった。情けないものがある。