shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

ウリ科三種(ヘチマ、ゴーヤー、トウガン)

2024-08-22 05:30:10 | みんなの花図鑑
夏の強い陽射しを避けるグリーンカーテンを兼ねて、ヘチマを植えている。今年は苗が次々にダンゴムシに食べられて、育つのがずいぶん遅れた。例年なら大きな果実がいくつもぶら下がっている時期だが、ようやく雌花がでてきて、果実もいくつか見られるようになってきた。


ヘチマ(糸瓜、天糸瓜、 Luffa aegyptiaca)は、インド原産のウリ科の一年草で、雌雄同株で、雌雄異花である。生育の初期は雄花ばかりが咲いて、その後雄花と雌花がでてくる。自家受粉が可能で、人が受粉を手伝わずとも虫が花粉を運んでくれるので、よく結実する。
(ヘチマの雌花)


(結実した雌花)


(クロウリハムシ)この虫はヘチマの花や葉を食べる害虫のようだが、受粉も手伝ってくれているのかもしれない。我が家では特に駆除していない。


(2022年のヘチマの様子)


(ヘチマの蔓とヒゲ)
 

近くの小学校では4年生がゴーヤーを育てている。ゴーヤーは野菜の名前で、植物としての標準和名はツルレイシという。
ツルレイシ(蔓茘枝、Momordica charantia var. pavel)は、ウリ科の一年草で、原産地は、インドやボルネオなどの熱帯アジアである。


花の径はヘチマが8cmほどあるのに対し、ゴーヤーは3cmほどしかない。しかし形はとてもよく似ている。


もう一つ小学校で育っている野菜にトウガンがある。実は夏に収穫されるが、冬まで貯蔵することができるため冬瓜とよばれる。
トウガン(冬瓜、Benincasa pruriens f. hispida)も、ウリ科の一年草で、原産地はインドや東南アジアである。
残念ながら花の写真は撮り損ねたが、ヘチマに似た大きな花だった。今はヘチマより大きな果実が生っている(重さを量ったら4kgもあった)。


きれいな花が咲く植物はもちろん素敵だが、実が生る植物にはまた違った楽しみがある。

撮影:2024/08/14~20
コメント (10)
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