その1、その2からの続きです。
持参したパンとコーヒーで軽く昼食を摂って、予てから行きたかった三条の滝へ向かうことにしました。
しかし三条の滝方面の道の状況が分かりません。山小屋のご主人に尋ねても、情報がないとのことでした。
運よく、やはり三条の滝へ行くという方に出会い、一緒に見晴を10時に出発しました。
青空は出ているものの、低い雲が出始めて、天候は下り坂でした。
尾瀬では晴れていても雨が降るというのが、私のこれまでの経験則です。さて、どうなることでしょう。
三条の滝へは見晴から北へ進み、元湯山荘の先で岐れる道をさらに北へ行きます。
距離は3.2km、コースタイムは1時間40分で、ルートマップでは途中の平滑ノ滝(ひらなめのたき)までは初級者コースですが、そこから先は中級者コースとなっていました。
ちなみに、三条の滝も平滑ノ滝も、福島県と新潟県の県境になります。
途中の湿原には、やはりミズバショウが咲いていました。いずれもまだ咲き出したばかりです。写真を撮りながら進みます。
元湯山荘を過ぎて、道は御池方面と岐れます。御池は尾瀬の入山口のひとつで、そこからは会津駒ヶ岳へも道が通じています。
途中、登山道に雪が出てきましたが、難なく通過し、平滑ノ滝に着きました。
平滑ノ滝は、長さが500mもある花崗岩の一枚岩の上を、水が滑るように流れています。
しかし、この日は雪解けで増した水が、巨大なウォータースライダーのように轟々と流れていました。
展望台から見えるのはその一部のようですが、16mmのレンズではその一部さえ入り切りません。
魚眼レンズに付け替えて、目で見える範囲を撮るとこんな感じです。
写真では折れ曲がって見えますが、実際は真っすぐに流れています。
三条の滝は、平滑ノ滝の下流にあり、落差100mの直瀑で、規模としては日本最大級の滝です。
この時期は水量が多く、すごい迫力だと思います。
しかし、平滑ノ滝から先へ進む道が荒れていて、危険と判断したので、ここで引き返すことにしました。
同行者とは元湯山荘の先の三叉路で分かれ、私はお花の写真を撮りながら見晴へ戻りました。
平滑ノ滝からテントに戻ったら12時でした。
先ずはもう一度腹ごしらえをすることにして、湯を沸かしフリーズドライのドライカレーとコーンポタージュを用意しました。
食事が済むと、夕刻の撮影適時まで一休みすることにしました。前夜は3時間半しか寝てなかったので、眠かったのです。
1時にシュラフに入り3時に雨の音で目覚めました。尾瀬は晴れの予報でも、午後に雨となることが多いです。
撮影の時間までは間があるものの、雨の中出かけるのもおっくうなので、再び眠りにつきました。
夕方目覚めるも、雨が止む気配はなく、雨脚は強くなりました。ラジオを聴いてしばらく過ごしました。
結局、夜半には雨が止みましたが、朝の4時までテントの中で寝て過ごすことになりました。
就寝時間は15時間、睡眠時間はおそよ12時間だったと思います。
こんなによく眠れるのも、山の効能でしょう。
余談かもしれませんが、朝洗面所で会った方は寒くて眠れなかったと言っていました。
私は、テントの中に断熱マットを二重に敷いて、さらにエアマットを敷き、冬用のシュラフで寝ていたので、むしろ暑いくらいでした。
テント内が結露するのを防ぐため、テントの出入り口は半分網戸にして、夜通し換気していても大丈夫でした。
17kgの荷物の内訳ですが、テント(2人用)、マット、シュラフ、雨具、防寒着(ダウン、フリース)、替えの衣類一式、手ぬぐい(2本)、洗面用具、マスク、手袋、食料、ガスコンロ、燃料(ガス缶)、食器、水筒(2本、うち1本は保温水筒)、ヘッドランプ(2個)、救急セット、医薬品、ラジオ、地図、コンパス、筆記用具、カメラ(2台)、交換レンズ、スマホ、現金 etc.でした。
衣類、防寒着は使わないものもありました。また、雨の間ずっとテントの中にいたので、雨具も使わずじまいでした。
尾瀬は水を持参しなくてもいいので、もっと軽くできたと思います。山登りと違い、ほぼ平地を歩くので、多少重くても良いという判断でした。
さらに言えば、2年前にくじゅう連山へは行った時は、ザックは20kgを越えていたと思います。それで17kgなら大丈夫という自信もありました。
さて、またしても長くなりましたので、続きは明日ご覧いただきます。また、ミズバショウ以外のお花は、最終回(次回?)にまとめてご覧いただきます。
持参したパンとコーヒーで軽く昼食を摂って、予てから行きたかった三条の滝へ向かうことにしました。
しかし三条の滝方面の道の状況が分かりません。山小屋のご主人に尋ねても、情報がないとのことでした。
運よく、やはり三条の滝へ行くという方に出会い、一緒に見晴を10時に出発しました。
青空は出ているものの、低い雲が出始めて、天候は下り坂でした。
尾瀬では晴れていても雨が降るというのが、私のこれまでの経験則です。さて、どうなることでしょう。
三条の滝へは見晴から北へ進み、元湯山荘の先で岐れる道をさらに北へ行きます。
距離は3.2km、コースタイムは1時間40分で、ルートマップでは途中の平滑ノ滝(ひらなめのたき)までは初級者コースですが、そこから先は中級者コースとなっていました。
ちなみに、三条の滝も平滑ノ滝も、福島県と新潟県の県境になります。
途中の湿原には、やはりミズバショウが咲いていました。いずれもまだ咲き出したばかりです。写真を撮りながら進みます。
元湯山荘を過ぎて、道は御池方面と岐れます。御池は尾瀬の入山口のひとつで、そこからは会津駒ヶ岳へも道が通じています。
途中、登山道に雪が出てきましたが、難なく通過し、平滑ノ滝に着きました。
平滑ノ滝は、長さが500mもある花崗岩の一枚岩の上を、水が滑るように流れています。
しかし、この日は雪解けで増した水が、巨大なウォータースライダーのように轟々と流れていました。
展望台から見えるのはその一部のようですが、16mmのレンズではその一部さえ入り切りません。
魚眼レンズに付け替えて、目で見える範囲を撮るとこんな感じです。
写真では折れ曲がって見えますが、実際は真っすぐに流れています。
三条の滝は、平滑ノ滝の下流にあり、落差100mの直瀑で、規模としては日本最大級の滝です。
この時期は水量が多く、すごい迫力だと思います。
しかし、平滑ノ滝から先へ進む道が荒れていて、危険と判断したので、ここで引き返すことにしました。
同行者とは元湯山荘の先の三叉路で分かれ、私はお花の写真を撮りながら見晴へ戻りました。
平滑ノ滝からテントに戻ったら12時でした。
先ずはもう一度腹ごしらえをすることにして、湯を沸かしフリーズドライのドライカレーとコーンポタージュを用意しました。
食事が済むと、夕刻の撮影適時まで一休みすることにしました。前夜は3時間半しか寝てなかったので、眠かったのです。
1時にシュラフに入り3時に雨の音で目覚めました。尾瀬は晴れの予報でも、午後に雨となることが多いです。
撮影の時間までは間があるものの、雨の中出かけるのもおっくうなので、再び眠りにつきました。
夕方目覚めるも、雨が止む気配はなく、雨脚は強くなりました。ラジオを聴いてしばらく過ごしました。
結局、夜半には雨が止みましたが、朝の4時までテントの中で寝て過ごすことになりました。
就寝時間は15時間、睡眠時間はおそよ12時間だったと思います。
こんなによく眠れるのも、山の効能でしょう。
余談かもしれませんが、朝洗面所で会った方は寒くて眠れなかったと言っていました。
私は、テントの中に断熱マットを二重に敷いて、さらにエアマットを敷き、冬用のシュラフで寝ていたので、むしろ暑いくらいでした。
テント内が結露するのを防ぐため、テントの出入り口は半分網戸にして、夜通し換気していても大丈夫でした。
17kgの荷物の内訳ですが、テント(2人用)、マット、シュラフ、雨具、防寒着(ダウン、フリース)、替えの衣類一式、手ぬぐい(2本)、洗面用具、マスク、手袋、食料、ガスコンロ、燃料(ガス缶)、食器、水筒(2本、うち1本は保温水筒)、ヘッドランプ(2個)、救急セット、医薬品、ラジオ、地図、コンパス、筆記用具、カメラ(2台)、交換レンズ、スマホ、現金 etc.でした。
衣類、防寒着は使わないものもありました。また、雨の間ずっとテントの中にいたので、雨具も使わずじまいでした。
尾瀬は水を持参しなくてもいいので、もっと軽くできたと思います。山登りと違い、ほぼ平地を歩くので、多少重くても良いという判断でした。
さらに言えば、2年前にくじゅう連山へは行った時は、ザックは20kgを越えていたと思います。それで17kgなら大丈夫という自信もありました。
さて、またしても長くなりましたので、続きは明日ご覧いただきます。また、ミズバショウ以外のお花は、最終回(次回?)にまとめてご覧いただきます。