shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

やっぱり尾瀬のミズバショウはすごかった(その2)

2021-05-24 19:30:00 | 山行・旅行
前報のその1で、ミズバショウの写真をたくさん見ていただきましたが、ミズバショウについて説明をするのを忘れていました。


ミズバショウ(水芭蕉)は、サトイモ科ミズバショウ属の多年草です。
ミズバショウの特徴と分布について、Wikipediaから引用します(色変わりの部分)。
湿地に自生し発芽直後の葉間中央から純白の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞を開く。これが花に見えるが仏炎苞は葉の変形したものである。仏炎苞の中央にある円柱状の部分が小さな花が多数集まった花序(かじょ)である。開花時期は低地では4月から5月、高地では融雪後の5月から7月にかけて。葉は花の後に出る。根出状に出て立ち上がり、長さ80 cm、幅30 cmに達する。
和名の「バショウ」は、芭蕉布の材料に利用されているイトバショウの葉に似ていることに由来する。
シベリア東部、サハリン、千島列島、カムチャツカ半島と日本の北海道と中部地方以北の本州の日本海側に分布する。南限の兵庫県養父市の加保坂峠にも隔離分布している。山地帯から亜高山帯の湿原や林下の湿地に分布する。


さて、30分かけて尾瀬ヶ原の西の端にある研究見本園を見て回り、次は尾瀬ヶ原を東北東に向かって歩き、尾瀬ヶ原の東の端の見晴を目指します。
山ノ鼻から見晴までの距離は6km、コースタイムは2時間で、すべて木道を歩きます。時刻はちょうど7時になりました。

振り返ると、青空が出て来て、至仏山の左の肩から雲が取れてきました。まだこの日に入山したハイカーはまばらで、ここからは人の姿が見えません。


ミズバショウの群落はあちこちに観られます。






こちらの群落は、すっかり水没してしまっています。


7時30分ごろから、至仏山の全体の姿が見えてきました。今の時期至仏山は、芽吹いたばかりの高山植物を保護するため、入山禁止となっています。


山ノ鼻から歩き始めて42分、初めてハイカーとすれ違いました。同じ乗り合いタクシーで来られた方のようでした。


7時45分、牛首分岐に到着です。ベンチがあったので、ここでザックを下ろして水分を補給しました。


牛首分岐を出て5分ほどして、木道の上にいる小鳥を見ました。すると近く(距離8mほど)の小枝に止まってくれました。
肉眼では確認できませんでしたが、拡大した写真を見るとホオアカのようです。
こんな写真が撮れるとは思っていませんでした。ラッキーでした。


のんびり写真を撮りながら歩いているので、若いハイカーには先を行っていただきました。
至仏山もはっきり見えるようになり、この日は風がなかったので、池塘に写る逆さ至仏もきれいでした。




こちらは燧ヶ岳です。燧ヶ岳は福島県に位置し、東北一の高さを誇る名山です。
ちなみに尾瀬ヶ原の上を、そして尾瀬沼の上にも群馬県と福島県の境界線が走っています。
えっ、そんな線が見えるのですかって? 見えませんよ。見えるのは雄大な草原ばかりです。


山ノ鼻を出てから1時間15分で、竜宮に着きました。
ここでは、50mほど離れた所で一旦地下に流れ込んだ水が、竜宮現象(サイフォンの原理)で再び地表に湧き出ています。


竜宮と至仏山です。


同じ場所から燧ヶ岳を見ています。


そして、再び歩き始めて、すぐに竜宮小屋が見えてきました。




竜宮小屋の近くにもミズバショウが群生していました。
数年前には、この小屋の側でヤマオダマキを見ました。




そして、竜宮小屋を過ぎると福島県に入り、しばらくするとこの日のテント場がある見晴の小屋が見えてきました。


ここからしばらくは写真がありません。
テント場に着いたのは8時50分。重い荷物で腰と肩が草臥れましたが、すぐにテントを張って、食事としました。


再び長くなるので、続きは明日ご覧いただきます。また、ミズバショウ以外のお花は、最終回にまとめてご覧いただきます。
コメント (6)
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