岸本周平 Blog

和歌山 民主党 衆議院議員
岸本周平 汗と涙の日々!

ストリートチルドレン

2007年06月19日 23時23分17秒 | Weblog
 (通勤客の皆さんからは振り向きもされない中、必死で演説を続ける周平)

 昨日の朝の街頭演説は小雨交じりの中でした。傘をさすべきか、あるいは180円のポケットレインコートを着るべきか。はたまた雨にぬれたままで演説をするべきか、心は揺れ動きます。結局、たいした雨ではなかったので、ぬれたままで通しました。

 今朝は、さわやかなお天気で、半袖のワイシャツだと汗もかかず気持ちよく演説ができました。しかし、いつもいつもさわやかな街頭演説というわけではありません。小さな駅では、駅前がすぐに道路になっていたりして、自動車の排気ガスを浴びながら演説をする場合もあります。

 そんな時、いつも、東南アジアのストリートチルドレンを思い出します。彼らは、住む場所がなく、まさに路上が生活の場所です。物売りをしたり、自動車の窓を勝手にみがいて(汚しているような時もありますが、、)チップをもらったりします。

 でも、その子たちは元気一杯で目が輝いています。たいへんな生活をしているのに、底抜けに明るいんですね。貧富の格差という意味では、中国や東南アジアの国々はすごいものがあります。日本はまだまだ恵まれています。

 私の場合は、帰って寝る場所もありますし、一応「事務所」もかまえていますから、路上生活者ではありません(当り前やんか)。しかし、駅前の路上やスーパーマーケットの駐車場で活動することが多く、路上の生活がすっかり身体になじんできました。落選中の野党の候補者は組織もお金もありませんから、できることは路上から政策を訴えるしか戦う手段がないのです。

 しかし、路上から有権者に直接訴えることこそが政治の原点なのです。あらかじめ、人を集めてもらって演説するのと、聞きたくもない人々に話しを聞いてもらうのとでは気合の入り方が違ってきます。

 二世、三世の政治家と私のようなたたき上げの違いは路上生活の濃度だと確信しています。私もストリートチルドレンのように、明るく、目を輝かせて路上からの訴えを続けたいと思います。周平を路上で見かけたら、どうかお気軽に声をかけてください。

 

阪口直人予定候補事務所開き

2007年06月18日 10時41分34秒 | Weblog
 (阪口直人予定候補の事務所開きで「ガンバローコール」をする周平)

 昨日は、朝8時から、和歌山城の岡口門付近の掃除ボランティアに参加しました。和歌山城は私たち以外でも、掃除ボランティアのメッカなので、きれいなはずなのですが、、、。しかし、タバコのすいがらと雑草はすごい勢いで増えますので、仕事は減りません。

 9時からは、毎月の「トンガの鼻自然クラブ」の清掃なのですが、阪口直人参議院候補予定者の事務所開きが10時から予定されていましたので、トンガは欠席です。トンガの仲間の皆さん、すみませんでした。

 党本部からは平野博文衆議院議員が駆けつけてくださり、美園町の事務所前で、大勢の支援者に囲まれてスタートを切ることができました。お集まりいただいた皆様ありがとうございます。政権交代のために、絶対に勝たなければならない参議院選挙です。

 私は「ガンバロウ!」を三唱させてもらいました。その後、直人さんは、自転車で紀伊半島一周のキャラバンに出発。若者部隊が、海南市まで同行しました。昨晩、田辺到着(100キロメーター)。今日は串本まで。明後日は新宮を回って和歌山まで戻ります。さすがに、アウトドア派の直人さんです。カンボジアなどで銃弾をくぐってきたバイタリティーに期待してください。

 政権交代のための最初で最後のチャンスだと、私も覚悟を固めています。衆参同日選挙の可能性も全くゼロではありませんので、気合を入れて頑張ります。
 

和歌山市民能

2007年06月17日 13時44分09秒 | Weblog
   (和歌山市民会館小ホール、能楽「小鍛冶」の迫力ある舞台) 

 昨日はご家庭への訪問や、参議院選挙の打ち合わせなどで、忙しくしていましたが、お昼の時間に、第28回の市民文化祭り「市民能」を観てきました。支援者のお一人にご自分でも何十年もお能を習っている方がおられて、入場券をいただきました。

 昨年、和歌浦の薪能を観て、感動しましたが、今回は市民会館小ホールの本格的な能舞台で、能を観ることができました。喜多流の仕舞と観世流の舞囃子「羽衣」の後、「小鍛冶」という能楽を堪能しました。

 能は前半がゆっくりしたテンポで進むので、強烈な「睡魔」に襲われます。ここで、眠くなることを恥ずかしがってはいけません。能は日本古来の芸能ですから、日本人の生理にすごく合っているわけです(周平説)。だから、心地よくなり、眠くなるのです。ここは一番、自然体で、謡のリズムに身をゆだねるのです。で、一度は「眠っては申し訳ない。」と軽く抵抗した方が深い睡眠に入れます。でも、いびきはいけませんよ。

 後半、鼓や大鼓(オオカワ)に笛が加わり、アップテンポになります。舞も激しくなりますから、にわかに目がさえます。シュールというかモダンな感じの激しいリズムに圧倒されます。能の装束は原色で、デザインも現代アート調ですから、異空間にいる気分です。

 学生時代、観世流の能研究会に所属していながら、「睡魔に少しは抵抗した後に身をゆだね、その後のカタルシスを楽しむ。」という「邪道」の観方しか私にはできません。しかし、このようにして観終わると、不思議と肩こりが消えていたりするのです。

 和歌山で28年もこのような本格的な能の会が続いているということに、やはり徳川御三家の城下町の風格を感じました。残念ながら、途中で、けたたましい携帯電話の着信音が鳴り響いたのと、フラッシュを焚いて、写真を撮る女性がおられたのは残念でした。能が始まっているのに私語するご婦人方がおられたのにも驚きました。「いびきをかかずに」睡魔に身をゆだねる方がまだましだよなと自己弁護モードに入った周平でした、、、。

危険な通学路

2007年06月15日 12時33分23秒 | Weblog
      (加太線西ノ庄駅近くの畑にてポスターを横に記念撮影)

 今朝は、加太線西ノ庄駅で街頭演説をしました。南海和歌山市駅やJR和歌山駅のような大きな駅も良いのですが、小さな駅では、通勤客お一人お一人に直接語りかけることができます。

 西ノ庄駅は1時間に4本の電車で、一回のお客さんは10人程度ですが、朝6時半から8時半までやりました。今日の気付きは、お客さんの反応というよりも、西ノ庄駅前の細い道路がマイカー通勤の道になっていることです。対向車がすれ違うのが一苦労で、場合によっては渋滞になります。

 ところが、問題は、その道が小学生と中学生の通学道路でもあるのです。7時半頃から8時過ぎまで、近所の小学生の集団登校があり、ほんとうに危険です。中学生も駅からちょうど反対方向へ歩いて行きます。

 西ノ庄駅前の横断歩道では、交通指導員が2名、PTAの方が4名立って、見守っています。別の交差点でも同じように交通指導員とPTAの方が出ていますが、あまりの危険性に驚きました。スクールゾーンにして、通学時間帯は車を通行禁止にできないのか聞いたところ、「西ノ庄地区は幹線道路に出る道が二本しかなく、二本とも通勤・通学路なので難しい。」とのことでした。

 今日は、政治活動モードに成りきれず、交通指導員の皆さんと一緒に小中学生に「おはようございます。気をつけていってらっしゃい。」と連呼している間に終わってしまいました。

 このような危険な通学路を放置しているのは政治の貧困ではないでしょうか。少子化がたいへんだと言いながら、子どもに危険な通学を強要しているのですから、とても悲しいことです。単純に、市政の問題と突き放さずに、国政の観点からも考えていかなければならないことでしょう。落選中の候補者はほんとうに毎日が勉強です。

お見舞い

2007年06月13日 16時55分12秒 | Weblog
      (中小企業経営者の勉強会で講演中の周平)

 昨日は、街頭でのビラまきや支援者周りの後で、大阪の中堅・中小企業経営者の勉強会で講師をしてきました。講師と言っても、むしろ質疑応答の中で、教えてもらうことの方が多いので、依頼があればできるだけお受けしています。昨日も、現場でご苦労されている経営者の皆さんのコメントで勉強になることがいくつかありました。皆さん、常に具体的な考え方なのですね。私はまだ頭デッカチなのか、抽象的なアプローチが多いようです。

 今日の夕方、日赤病院に入院されている支援者のお一人をお見舞いにいきました。少し前に、私の母親がお世話になったり、父親も入院したことがあり、日赤病院には親しみを持っています。お医者さんも看護師さんも素晴らしい方ばかりで、混んでいるのも已むを得ません。

 私はまだ入院をしたことがないのですが、お見舞いに行くたびに健康の有難さを思います。父親が入院したときは、高度医療の手術でしたが、健康保険の制度のおかげで、個人の負担はほとんどありませんでした。国民皆保険のしくみはほんとうに有難いものです。

 年金では、政府の失策が表に出て、国民の怒りを買っていますが、健康保険は老人医療の分野で課題があるものの、今はまだ信頼できますし、助かっています。今日お見舞いした方は、手術の経過も順調で、来週にも退院できるとのことで、笑顔でお元気そうでした。

 いつのタイミングでお見舞いに行くべきか、けっこう悩みます。患者さんからすれば術後のしんどい時に来てもらってもたいへんでしょうし、でも、自分が入院した経験がないのでよく分かりません。今日の方は、退院前なので話相手があっても良かろうと思い、出かけました。私より少し上の世代の彼も高度医療の手術を受けられ、政府から多額の援助を受けた形になります。「残りの人生で、社会にお返ししなければ。」とおっしゃっていました。重みのあるお言葉でした。

 人間ですから、いつ何が起きるか知れません。私自身、この先入院することもあり得ます。そうならないように健康管理に気をつけますが、健康保険の制度が安心できるものとして長続きするよう政策の勉強もしっかり頑張ります。

 

 

ビラまき二日目

2007年06月12日 23時32分17秒 | Weblog
      (周平が街頭演説中に、ビラをまく「さかぐち直人」さん) 

 今日はJR和歌山駅前で、年金のビラをまきました。6時45分から9時まで、参議院候補予定者のさかぐち直人さん、山本ただすけ市会議員に加えて、私の後援会のメンバーも参加してくれました。

 昨日は二人で配りましたが、今日は総勢8人で配りました。JR和歌山駅は何と言っても和歌山市内では最大の乗降者数の駅です。2千枚は受け取っていただけた感じです。これはたいへんな数字なんです。年金問題に対する有権者の皆さまの関心の強さがひしひしと伝わってきました。

 とは言うものの、今朝もやっぱり「20台、30台の若い女性」には完全に無視されました。年金問題のみならず、およそ政治には興味を持っていただけません。これは私が若い女性にもてないというだけの問題でもないのです。

 民主党は女性の支持が少ないという構造的な欠点を抱えていますが、特に若い世代に弱いのです。何とか、この層に政治への関心を持ってもらって、政権交代の必要性やたいせつさを判ってもらいたいものです。

 今日も、私たちのビラを受け取ってくださった皆さま!ほんとうに有難うございました。また、私の月曜日のブログを読んで、和歌山駅まで来てくださった方もいました。感謝感激です。Nさん、有難うございました。

まず年金の信頼回復を

2007年06月11日 23時13分06秒 | Weblog
   (ビラを配っている周平。受け取ってもらえたので、すごく幸せそうです。)

 今朝は6時半から南海和歌山市駅前で街頭演説の日です。今日は趣向を変えて、民主党の号外ビラ「まず年金の信頼回復を」を配りました。8時半まで、山本ただすけ和歌山市会議員と二人で地声でアイサツをしながら手配りしました。

 人通りから少し離れたところから演説するのとは違って、人込みの中に混じって直接声をかけ、ビラを受け取っていただくのは「有権者をより身近に」感じます。もちろん、にっこり笑って受け取って下さる方や、「がんばってくださいね。」と声をかけていただける方は、「少数派」です。

 こちらの方を見ずに、表情を全く変えない方がおられます。「取り付くしまがない」そのものです。若い女性に多いタイプです。もっとも、私が若い女性にもてないだけかもしれませんが、、、、、。

 一方で、こちらを見ていただけるのですが、手刀を切るように拒絶を表したり、片手を払って「不快感」を表現される方もいます。中年のオジサンと案外「若い女性」にもそのタイプがおられます。

 私はこの2年間、スーパーの駐車場をはじめ、いろいろと冷たい仕打ちに慣れましたので、ビラを受け取ってもらえなくても、満面に笑みをたたえて「有難うございました。」と言えます。でも、正直、けっこう心の中は傷つきますし、「なにくそ!」とも思います。 

 この悔しさがある以上、明日も早朝からビラ撒きができるのです。明日は、JR和歌山駅前でビラ撒きをします。百万ドルの笑顔と言われる(私が言ってるだけですが、、、トホホ、、笑)周平の笑顔をもってしてもビラを受け取ってもらえないのです。

 ですから、落選してからは、駅で配っているものはティッシュからレストランの割引券まで、何でも受け取るクセがつきました。周平応援団の皆さまにお願いは、どの政党であっても。駅でのビラは一応もらって上げてください。その時、もし「ご苦労さま!」とおっしゃていただければ、相手の方はすごくうれしいと思います。それは「功徳」になるのです。

 今朝、私からビラを受け取って下さった通勤の皆さま、心より感謝申し上げます。ほんとうにうれしかったです。有難うございました!

ジェラルド・カーチス米コロンビア大教授

2007年06月10日 08時31分10秒 | Weblog
 「冨士会議」の昨日の、基調講演はジェラルド・カーチス先生のお話でした。カーチス先生は日本の政治学の専門家で、今はニューヨークが半分、東京が半分の生活をされています。私が数年前に経済産業省の研究所(RIETI)に客員研究員として在籍していたときに、カーチス先生もフェローとしておられ、ご指導をいただきました。よくシンポジウムなどで一緒に出演させてもらいました。なつかしい思い出です。

 カーチス先生も私のことを覚えていてくださり、「やあ、久しぶり」と声をかけていただきました。もちろん、日本語で。

 先生のお話のポイントは、「高度成長の時代には、日本人の「悲観論」は意味があったが、経済が落ち込んだ後は、「楽観論」が必要。」というものです。

 このことを一番よく理解していたのは、小泉さんで、「頑張れば、よくなる!」という楽観的なメッセージを送り、変化とリスクを恐れない姿勢が国民に受けた。アメリカの大統領候補のオバマ氏の「今こそページを前にめくる時だ。」というメッセージと同じ。日本の民主党にも、このような楽観論に基づく主張が必要だとのことでした。

 安倍さんは、「戦後レジームの脱却」という後ろ向きのメッセージしか出せないので、暗い。しかも、やたらと英語を使い過ぎる。「オープンとイノベーション」なんて何を言っているのかアメリカ人の先生にも意味不明だそうです。

 日本の良さは、美しい日本語、謙虚さ、礼儀正しさ、清潔さなどで、今の日本でも十分に「美しい。」しかし、国際的な競争に備えて、税制や通信システム、空港の問題などもっと変えなければならないことも多い。

 いたずらに悲観せず、冷静に、外国を参考に変えるべきものは変えていく。イデオロギー抜きで楽観的にリスクを取るべきだとの結論でした。

 夜のパーティーでは、お酒を飲みながら、カーチス先生とじっくりおしゃべりもできました。前向きに、楽観的に生きている(!?)私としては、すごく勇気をいただきました。

日本IBM富士会議

2007年06月09日 09時59分36秒 | Weblog
     (富士会議の分科会「経済部門」で自論を述べる周平)

 今日から二日間、伊豆市の天城高原で日本IBM株式会社が主催する「富士会議」に参加します。トヨタ自動車勤務の時代から、メンバーにしていただいて、年に1回の会議に出ています。柔道家の山下泰裕さんや佐賀県の古川知事と親しくなったのも、この富士会議のおかげです。

 ビジネスマンや学者、政治家などの若手が泊り込みで、カンカンガクガクの議論をします。夜もお酒を飲みながら、人生論を戦わせます。「若手」と銘打っていますので、50歳の誕生日を迎えると卒業です。私は、来月7月には51歳の誕生日を迎えますので、今回が最後の参加です。素晴らしい友人ができたこの会ともサヨナラなので、日程を差し繰りして昨晩遅くから会場に入ってます。おかげさまで、昨日も夜遅くまで、山下さんや古川さんとお酒が飲めました。

 今回の会議のテーマは「脱悲観論」です。少子高齢化や社会全体のモラルの低下などなど、問題山積みの日本ですが、楽観的な未来を実現するために二日間の議論を盛り上げたいと思います。政策の専門家が大勢参加していますので、しっかり充電して帰るつもりです。来週からの街頭演説の内容もバージョンアップしますよ。

杉谷昭子後援会

2007年06月08日 09時56分56秒 | Weblog
        (演奏の間に素敵なお話をされる杉谷昭子先生)

 昨日は、街頭演説や支援者周りの日常活動を行った後、午後5時から、参議院選挙の民主党選対会議に出席。和歌山選挙区の阪口直人さんと比例区の大江康弘参議院議員の必勝のための戦略会議を行いました。

 その後、JR和歌山駅前のホテルグランヴィアで開かれた杉谷昭子後援会総会&ディナーショーに出てきました。和歌山県学生寮の先輩が後援会の事務局長をしている関係で、和歌山に帰って早々に杉谷先生の後援会に入会しました(させられました、、、幸運にも)。

 80人程度の少人数で、食事の前と後に、杉谷先生のピアノを独占するという贅沢な時間でした。バッハやショパンの曲に加え、ガーシュインのラプソディー・イン・ブルーも弾いていただいて、しびれました。最後は「千の風になって」を杉谷先生の演奏で全員の合唱にて締めくくりました。

 杉谷先生の「ベートーヴェン:ピアノソナタ全集CD第29番・第30番」が今月号の「レコード芸術」の特選盤に選ばれるなど、話題もたくさんありました。年々若返る杉谷先生は演奏された後の表情が本当に若々しくて、少女のように(!)はにかんだり、「ヤッター!」という顔をされたりします。それは楽しい演奏会でした。