…まず、このブログを書くにあたり一言付け加えたいことが…
先日の質問では質問時間が限られていることもあり言えませんでしたが、私は市の保育園入所の職員さんは現状にいろいろ問題はあっても、必死に受け入れ先を探してくれているのだと思っています。
私は、現状として福井市の保育入所の受け付けについて問題点があり、それを是正したいのです。
…市の職員さんとともに「もっと市民のためになる仕事がしたいだけなのです…」
--------------------------------------
先日、僕が福井市議会で質問した「年度途中の保育園入所が難しい」という問題について追及したところ、公明党の議員さんから「そんなの(保育園に入れない子は)たくさんいるわよね」、他の会派の議員さんからも「保育園の相談、俺らも受ける時あるわ」…「鈴木、いい質問やったぞ」との共感の声。そしてある市の職員さんも「私も自分の子ども入るのに苦労したんです…」
大事な問題なので、その問題点がわかりやすくなるようにブログにアップします。
さて、今議会の中で河上福祉保健部長は、僕の質問への答弁だけでなく、他の議員への答弁の中でも「福井市は待機児はゼロ」と答えています。
ところが、私たち日本共産党議員団なは「2人目の子どもが生まれたが、子どもが保育園に入れなくて困っている」「市の職員から、『上の子が幼稚園に行っているから下の子も幼稚園に行ったらどうか』と言われて下の子の入園を断られた」「3番目の子が保育園にん入所できなくて困った」など「保育園に入れなくて困っている」との相談を何度も聞いてきました。私たちのとこだけでなく他の議員さんもそういう相談があるみたいです。
…どうして「保育園に入れない子」はいるのに「待機児童ゼロ」ということになるのでしょうか…
【いつわりの待機児童「ゼロ」…入れない子がいても待機児童に数えないしくみ】
①あまりに高い「待機児童に数える」ハードル
)あまりに広い範囲
あまり遠い所の保育園が空いていても、遠すぎれば通えません。では厚生労働省はどれくらい離れていると待機児童として認めるのか…その範囲は「おおむね一般的な交通手段で30分以内」です。では福井の一般的な交通手段である自家用車で30分とはどれくらいの範囲でしょうか?Googleマップで調べてみましょう
●森田駅から旧清水町の清水保育園までは車で15㎞で32分
ギリギリで範囲外ですね
●森田駅から浅水保育園までは10㎞で24分
範囲内ですね…でも森田に住む人が浅水保育園に子どもを入れるなんて「まったく現実的ではありません」。
…しかし、厚生労働省の言う「待機児童」の定義で言うと森田駅から浅水保育園は「範囲内」ということになってしまいます。
①)結論:あまりに広い範囲で現実的ではない
)「子どもが別々の保育園になるのが嫌」というのは「親のワガママ」
例えば0歳と2歳の2人の子どもがいる場合2人が同じ保育園に入ってもらわないと仕事しながら保育園の送り迎えなどが非常に困難になりますから「Aの保育園で0歳児が一人だけ空きがある。Bの保育園で2歳児が一人だけ空きがある。」と言われても親としては「それは無理です入れません」と断ったとしましょう。ところが厚生労働省の考え方では「それは親のワガママですから待機児童とは言いません」
①)結論:現実的には困難であるのに親のワガママで処理されてしまう
②そもそも、福井市は「入れない人は記録に残さない」-だから「ゼロ」
待機児童として数えるハードルが余りに高いことに腹が立つ人もいるかもしれませんが、もっと腹が立つのは福井市ではそもそも「入れる人しか記録に残していない」という問題です。
私があるお母さんから「市役所に相談に行ったが、保育園に入れなくて困っている」と相談を受け、市の入所担当の職員と話したやり取りです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆鈴木「このお母さんとどんな相談をしてきたのですか?」
◇担当「わからないです。」
◆鈴木「なんでわからないの?相談の履歴は残ってないの?」
◇担当「相談の履歴は残すことになっていません」
◆鈴木「あの…もうひとり、数ヶ月前にBさんという別のお母さんが市役所に保育園を探しに相談に来たはずなんだけどその時の相談は?」
◇担当「それもわかりません。相談の履歴を残すことになっていないので…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
▼入れる保育園が見つかった場合→「保育園への入所の申請書」を書くので記録として残る。
…しかし…
▼入れる保育園が見つからなかった場合→相談履歴も取らないこととなっているため「何の記録も残らない」
=入れない人は何の記録にも残らないので=待機児童はゼロ
…「保育園に入りたくても入れなかった人がいたのではないのか」と聞いたら…
→河上福祉保健部長は「入園希望には最大限こたえられるように努力している」と僕の質問にはまともに答えず…
→担当職員は「相談記録が残っていないのでわかりません…」と答えました。
※福井市は保育園に入れない子どもがいるかもしれないけど「待機児童ゼロ」と報告しているのです。
【「いつわりの待機児ゼロ」の問題=福井市として入園希望に応えれきれないことを放置】
保育園に入りたくても入れない子どもがいるのに「待機児童はゼロです」と議会で平気で答弁する…こういうことがまかりとおるとどうなるのか。最大の問題は、「入れない子どもがいても行政の問題としてとらえなくなる」ということです。
入れない子どもはいるかもしれないが、数字には上がってきていないので「いないことにできる」のです。数字として上がっていないものは「単なる憶測」ということになります。事実、ここ何年も福井市として年度途中の入園が難しいのではないかと質問しても「まともな対策は取られてきませんでした」
【僕が行った提案=すべての相談者の「相談履歴を書類で残せ」】
現在の福井市のやり方はこうなっています
これを、すべての相談者の相談記録を書類で残すように提案しました。
「厚生労働省の定める待機児童」として数えていなくとも、「福井市で保育園に入れない子どもの数」はわかるようになるため、行政として取り組む課題としてとらえられることになります。
【「保育園の事務が増えるのでしません」福祉保健部長がチンプンカンプンな答弁】
しかしながら、僕の質問に河上福祉保健部長は「市内の保育園の事務が増えて大変だから記録は残しません」と答弁…「は!?何言ってんの!?」とツッこみたくなる方もいるかもしれません…
僕もツッこみたかったのですが、あらかじめそういうこじつけみたいな答弁になると聞いていたので、先に子どもが通う保育園の職員さんに「ホンマに大変なの?」と聞いたら「大して大変じゃないね」「保育園で書類作らずに、ウチで入園できないときは、市に連絡するように父母に言えばいいだけじゃないの」とアッサリ
…「できるやん」…
まぁ、わかってて聞いたんですけどね…
このこと議会で言ったら、またワケのわからん答弁の繰り返しでした…
市役所の部長さんが平気でこういうチンプンカンプンな答弁をすることをみても、実態を見ずに「待機児童はゼロです」と答えていることの問題の深さが見えるというものです。
他の議員さんにも「保育園になかなか入れない」という相談が来ているくらいですから、もしかしたら市の職員さんは「そういう相談履歴を書類にするとたくさん保育園に入れない子どもがいることがバレてしまう…」なんて思っているのかもしれません。
…プラネタリウムとかの西口再開発ビルには数十億円の税金をつぎ込むより、入りたくても保育園に入れない実態把握とその解決を急いで欲しいというのが市民の願いではないでしょうか…
市民の願いに応える議会と市政をつくりために、まだまだがんばらねばなりません
ふんとう、ふんとうまた奮闘><!
先日の質問では質問時間が限られていることもあり言えませんでしたが、私は市の保育園入所の職員さんは現状にいろいろ問題はあっても、必死に受け入れ先を探してくれているのだと思っています。
私は、現状として福井市の保育入所の受け付けについて問題点があり、それを是正したいのです。
…市の職員さんとともに「もっと市民のためになる仕事がしたいだけなのです…」
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先日、僕が福井市議会で質問した「年度途中の保育園入所が難しい」という問題について追及したところ、公明党の議員さんから「そんなの(保育園に入れない子は)たくさんいるわよね」、他の会派の議員さんからも「保育園の相談、俺らも受ける時あるわ」…「鈴木、いい質問やったぞ」との共感の声。そしてある市の職員さんも「私も自分の子ども入るのに苦労したんです…」
大事な問題なので、その問題点がわかりやすくなるようにブログにアップします。
さて、今議会の中で河上福祉保健部長は、僕の質問への答弁だけでなく、他の議員への答弁の中でも「福井市は待機児はゼロ」と答えています。
ところが、私たち日本共産党議員団なは「2人目の子どもが生まれたが、子どもが保育園に入れなくて困っている」「市の職員から、『上の子が幼稚園に行っているから下の子も幼稚園に行ったらどうか』と言われて下の子の入園を断られた」「3番目の子が保育園にん入所できなくて困った」など「保育園に入れなくて困っている」との相談を何度も聞いてきました。私たちのとこだけでなく他の議員さんもそういう相談があるみたいです。
…どうして「保育園に入れない子」はいるのに「待機児童ゼロ」ということになるのでしょうか…
【いつわりの待機児童「ゼロ」…入れない子がいても待機児童に数えないしくみ】
①あまりに高い「待機児童に数える」ハードル
)あまりに広い範囲
あまり遠い所の保育園が空いていても、遠すぎれば通えません。では厚生労働省はどれくらい離れていると待機児童として認めるのか…その範囲は「おおむね一般的な交通手段で30分以内」です。では福井の一般的な交通手段である自家用車で30分とはどれくらいの範囲でしょうか?Googleマップで調べてみましょう
●森田駅から旧清水町の清水保育園までは車で15㎞で32分
ギリギリで範囲外ですね
●森田駅から浅水保育園までは10㎞で24分
範囲内ですね…でも森田に住む人が浅水保育園に子どもを入れるなんて「まったく現実的ではありません」。
…しかし、厚生労働省の言う「待機児童」の定義で言うと森田駅から浅水保育園は「範囲内」ということになってしまいます。
①)結論:あまりに広い範囲で現実的ではない
)「子どもが別々の保育園になるのが嫌」というのは「親のワガママ」
例えば0歳と2歳の2人の子どもがいる場合2人が同じ保育園に入ってもらわないと仕事しながら保育園の送り迎えなどが非常に困難になりますから「Aの保育園で0歳児が一人だけ空きがある。Bの保育園で2歳児が一人だけ空きがある。」と言われても親としては「それは無理です入れません」と断ったとしましょう。ところが厚生労働省の考え方では「それは親のワガママですから待機児童とは言いません」
①)結論:現実的には困難であるのに親のワガママで処理されてしまう
②そもそも、福井市は「入れない人は記録に残さない」-だから「ゼロ」
待機児童として数えるハードルが余りに高いことに腹が立つ人もいるかもしれませんが、もっと腹が立つのは福井市ではそもそも「入れる人しか記録に残していない」という問題です。
私があるお母さんから「市役所に相談に行ったが、保育園に入れなくて困っている」と相談を受け、市の入所担当の職員と話したやり取りです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆鈴木「このお母さんとどんな相談をしてきたのですか?」
◇担当「わからないです。」
◆鈴木「なんでわからないの?相談の履歴は残ってないの?」
◇担当「相談の履歴は残すことになっていません」
◆鈴木「あの…もうひとり、数ヶ月前にBさんという別のお母さんが市役所に保育園を探しに相談に来たはずなんだけどその時の相談は?」
◇担当「それもわかりません。相談の履歴を残すことになっていないので…」
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▼入れる保育園が見つかった場合→「保育園への入所の申請書」を書くので記録として残る。
…しかし…
▼入れる保育園が見つからなかった場合→相談履歴も取らないこととなっているため「何の記録も残らない」
=入れない人は何の記録にも残らないので=待機児童はゼロ
…「保育園に入りたくても入れなかった人がいたのではないのか」と聞いたら…
→河上福祉保健部長は「入園希望には最大限こたえられるように努力している」と僕の質問にはまともに答えず…
→担当職員は「相談記録が残っていないのでわかりません…」と答えました。
※福井市は保育園に入れない子どもがいるかもしれないけど「待機児童ゼロ」と報告しているのです。
【「いつわりの待機児ゼロ」の問題=福井市として入園希望に応えれきれないことを放置】
保育園に入りたくても入れない子どもがいるのに「待機児童はゼロです」と議会で平気で答弁する…こういうことがまかりとおるとどうなるのか。最大の問題は、「入れない子どもがいても行政の問題としてとらえなくなる」ということです。
入れない子どもはいるかもしれないが、数字には上がってきていないので「いないことにできる」のです。数字として上がっていないものは「単なる憶測」ということになります。事実、ここ何年も福井市として年度途中の入園が難しいのではないかと質問しても「まともな対策は取られてきませんでした」
【僕が行った提案=すべての相談者の「相談履歴を書類で残せ」】
現在の福井市のやり方はこうなっています
これを、すべての相談者の相談記録を書類で残すように提案しました。
「厚生労働省の定める待機児童」として数えていなくとも、「福井市で保育園に入れない子どもの数」はわかるようになるため、行政として取り組む課題としてとらえられることになります。
【「保育園の事務が増えるのでしません」福祉保健部長がチンプンカンプンな答弁】
しかしながら、僕の質問に河上福祉保健部長は「市内の保育園の事務が増えて大変だから記録は残しません」と答弁…「は!?何言ってんの!?」とツッこみたくなる方もいるかもしれません…
僕もツッこみたかったのですが、あらかじめそういうこじつけみたいな答弁になると聞いていたので、先に子どもが通う保育園の職員さんに「ホンマに大変なの?」と聞いたら「大して大変じゃないね」「保育園で書類作らずに、ウチで入園できないときは、市に連絡するように父母に言えばいいだけじゃないの」とアッサリ
…「できるやん」…
まぁ、わかってて聞いたんですけどね…
このこと議会で言ったら、またワケのわからん答弁の繰り返しでした…
市役所の部長さんが平気でこういうチンプンカンプンな答弁をすることをみても、実態を見ずに「待機児童はゼロです」と答えていることの問題の深さが見えるというものです。
他の議員さんにも「保育園になかなか入れない」という相談が来ているくらいですから、もしかしたら市の職員さんは「そういう相談履歴を書類にするとたくさん保育園に入れない子どもがいることがバレてしまう…」なんて思っているのかもしれません。
…プラネタリウムとかの西口再開発ビルには数十億円の税金をつぎ込むより、入りたくても保育園に入れない実態把握とその解決を急いで欲しいというのが市民の願いではないでしょうか…
市民の願いに応える議会と市政をつくりために、まだまだがんばらねばなりません
ふんとう、ふんとうまた奮闘><!
私は4月からふたり目を保育園にいれるべく市役所に何度か足を運びましたが(上の子は幼稚園です)、近隣では見付からず。じゃあどうすればいいのか尋ねたところ、離れたところまで当たってみるか、空くのを待つか、自分で探すか、と言われました。
何の記録も取る様子もなく、こちらが言った保育園に電話をして空きを聞いてるだけでした。こんなことなら自分でも出来ますし、何か良い提案でも受ける事ができるのではと期待して出向いても空きを電話確認するだけで他に何もしない?できない?ような対応でがっかりしました。