福井市議会議員、「鈴木しょうじゅ」のふんとう日記

福井市議「鈴木しょうじゅ」です
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世論の力で、原子力規制委の赤旗排除を撤回!

2012-10-03 09:20:14 | Weblog
●10月3日(水)
 今日も天気も良くて涼しいし、過ごしやすい一日になりそうです。
 議会控室からの景色


 さて、決算委員会も今日で3日目です。早ければ今日で最終日になるやもしれません。

 ところで原子力規制員会(以後、規制委)が発足してすぐにしんぶん赤旗の記者は、規制委の会見に参加を拒否していました。しかし、昨日、その排除方針を撤回しました。


そもそも、事の発端からの流れは…

9月25日
規制委の記者会見に赤旗が参加を求めると「特定の主義主張を持っている方はご遠慮いただく」と赤旗だけでなくフリーの記者まで排除の方針を明らかにしました。
   ↓
9月26日
赤旗では「特定の主義主張ご遠慮いただく、原子力規制委が取材規制」と報道。ネットなどでは21000件を超えるアクセス
「原子力規制庁どころか言論規制庁だ」「原子力規委の最初の仕事は『報道』規制だった」など怒りの反応が相次ぐ。
その日の規制委の記者会見では、「なぜ『赤旗』排除か?」という質問が相次ぎ、そこでは規制委は「政党機関紙だから」を繰り返す。
   ↓
9月27日
赤旗から「政党機関紙であることを理由に排除は不当」と指摘すると、規制委は「会見室が狭いから…」わけのわからない理由を持ちだす。
   ↓
9月28・29日
一般メディアも【東京新聞】「『主義主張』で締め出されるなら大手氏であっても締め出されかねない」【毎日】「(規制委)の『透明性』に疑問の声も出ている」と報道。
…しかも、会見スペースは1/3ほど空いていたそうです…
   ↓
10月1日
規制委は「昨年開かれていた政府東京電力統合対策室合同記者会見(以下、統合会見)に赤旗記者が登録・参加していなかったから」と排除の理由を一転
…ところが、この会見には赤旗記者は登録・参加しており、質問もしていました…
   ↓
10月2日
規制委「赤旗の排除やっぱりやめます…」

…一連の流れを見ると、排除理由がコロコロ変わるなど根拠がなく、結局は「赤旗の排除ありき」で規制委が動こうとしていたことがわかります。


 僕は規制委が「どうして赤旗排除ありき」で動こうとしたのかということが大きな問題であるとともに、規制委が世論を恐れて赤旗を排除しきれなかったことが非常に重要だと思います。

 この間、しんぶん赤旗は電力会社と政府が一緒になった「原発のやらせ問題」をスクープするなど、「原発マネーにどっぷりつかってしまった大手紙が書けない」中で赤旗が先駆けて記事にして他の報道機関を引っ張るという役目も果たしてきました。
 こういう役割を発揮する赤旗を排除したかったのではないでしょうか?
…とすれば、規制委がどんな組織として出発しようとしているかが透けて見えてきます。

…そして、しんぶん赤旗は「単なる政党機関紙」ではありません。
「政治を変える力は国民が真実を知ることからはじまる」、「政党の機関紙」という役割を超えて「国民に真実を報道する」という役目を担っているという精神で報道を続ける赤旗だからこそ、原発の問題でも他紙を引っ張る大きな力を発揮してきました。
 こういう力のあるマスコミだからこそ党員だけでなく、党外の方も愛読してくださっている方がたくさんおられます。
 そして、政党機関紙という役割を超えて「真実を報道する」という役割を果たしてきたからこそ、今回の規制委の排除について党外のみなさんが一緒に怒ってくれたのではないでしょうか?

 赤旗もがんばってる。みなさんと一緒に政治や社会を変える力を大きくするため、私もがんばらねば><!

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