福井市議会議員、「鈴木しょうじゅ」のふんとう日記

福井市議「鈴木しょうじゅ」です
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メーデーと憲法集会

2010-05-04 11:04:40 | Weblog
 さて、ゴールデンウィークに入り今日(4日)は娘のあかりといっしょにお留守番。
 久しぶりの日記の更新はまた振り返りの日記です。
●5月1日(土)
 メーデーに参加。

 みなさんメーデーが労働者の祭日と言われる起源を知っていますか?
 メーデーは1886年のアメリカで8時間労働制を掲げて労働者が集会をしたのが始まりです。今は一日の労働時間の基本となる「8時間」はこのような働く人たちのたたかいのなかで勝ちとってきたものなのです。この時代、8時間を超えて働かせることは常態化しており残業代を払うなんてことはありえませんでした。酷いところでは寝る時間もほとんど与えられず過労死することは当たり前でした。人間らしい働き方を守るルールは、膨大な犠牲と、その理不尽とたたかう活動によって一つ一つ勝ち取られてきたものなのです。
 人類の歴史を振り返れば、選挙権も、個人の自由や言論を守るルールも、ひとつひとつそのような社会の理不尽とたたかうことによって勝ち取られてきたものです。安穏と手に入れた権利は一つもありません。
 現代はどうか。格差と貧困、派遣労働をはじめとする使い捨て労働、削られ続けて貧弱な医療や介護…
 私たちのたたかいは終わることはありません。この社会の矛盾や理不尽が存在し続ける限り、理不尽をたたかいによってのりこえる。私たちの歴史はまだまだ続きます。
 …っと、そんな感慨にふけながらではなかったですけど、みんなと一緒に楽しくデモ行進しました^^☆

●5月3日(月)
 3日は憲法集会。アメリカの貧困と戦争を見つめ続けている堤未果さんの講演だった。アメリカの貧困と戦争の密接な関係を通して、日本の貧困や憲法を考えさせられる講演だった。

 アメリカ兵の多くが低所得者であり、教育費や仕事のあっせんを目的に軍に入る。
 国の政策として医療、介護、教育、くらしといった社会保障の分野を削りとられているため、生活が追いつめられる低所得者。そこに軍のリクルーター(軍の勧誘員)がやってくるというシステムになっている。まず、軍は法律により高校生の氏名、年齢、住所、本人の電話番号、その親の職業や犯罪歴までを調べることができる。貧困から抜け出せそうにない学生を狙い撃ちにして「あなたの夢は何?」とささやきながら教育費や仕事のあっせんをちらつかせて軍に勧誘する。
 国として低所得者を作り出し、その低所得者を軍が釣り上げる
 なんとおぞましい社会構造だろうか…。

 この日本も「軍事費を拡大」し「社会保障費を削り続ける」という政策を捨ててはいない。
 僕たちのたたかいはまだまだはじまったばかりのよです。