食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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むくみに効果抜群とうがん

2013-09-01 | むくみを取る
暑さと湿度が戻ってきましたね(・・;)
今日のテーマはそんな時期におすすめしたい「とうがん」です。


漢字では「冬瓜」と書くので冬の野菜かと思いますが、旬は夏です。
皮が厚く、丸のまま冷暗所で保存すれば冬までもつことからこの名前がついたとか。

95%が水分で低カロリー。
利尿作用のあるカリウムを比較的多く含んでいるので、体内の老廃物を排出したり、むくみの解消や血圧を下げる効果があります。

漢方では、余分な熱や毒素を取り除く、唾液を出して喉の渇きを癒す働きがあるといわれています。
熱中症、むくみ、喉の渇き、尿量が少ない時に使います。

種や皮も薬として用いられます。
種は冬瓜子といい、実と同じくむくみや尿の出が悪い時に、また、黄色い痰の出る咳にも使われます。
皮は冬瓜皮と呼ばれ、余分な熱を取り喉の渇きを癒し、むくみを取る働きがあります。
スープなどを作る時、とうがんの皮と種を20~30分煮出して使えばむくみを取る効果がさらに高まりますよ☆

ただし体を冷やす性質で気を降ろす作用があるので、胃腸が冷えている人や妊婦さんは食べ過ぎないようにしてください。
冷え症で胃腸の弱い人が食べる場合は、体を温めたり胃腸の調子を整える働きのあるものと一緒に調理した方が、代謝が高まりむくみを取る効果を発揮しやすいです。

すいかが食べられない家族はとうがんもちょっと苦手。
理由は香りと食感が似ているからだそうで…私にはそうは思えないのですが(- -)

美味しく食べてもらえる方法はないかなと考えたのが
胃腸の働きをよくしてむくみを取る
とうがんとしいたけの和風カレー
でした。

作っておいた干ししいたけを戻し、戻し汁にかつおだしを足し、しょうゆ・酒で薄く味付けして煮汁を作る。
とうがんとしいたけ、玉ねぎを入れてとうがんが柔らかくなるまでコトコト煮込む。
厚揚げとカレールウを入れて、とうがんの角が取れてホロホロ溶けそうに煮えたら出来上り。

「和風カレーよ☆」と言って出したら、「うまい!」ペロリとたいらげてくれました(^_^)v
食べ終わったところでタネ明かし。目が点になってました。
大根だと思って食べていたみたいです。しめしめ。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
微寒、甘・淡/肺・大腸・膀胱

効能
余分な熱や毒素を取り除く、利尿作用
体に必要な水分を増やし、渇きを止める


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