syuの日記・気まま旅

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さわい駅 澤ノ井(多摩川散歩17)

2016-02-01 | 気まま旅

「朝倉文夫」昭和20年3月~翌年まで、平溝(二俣尾5丁目)の高源寺などに家族と一緒に疎開。
-明治16年、大分県に生まれ、明治40年、東京美術学校(現・東京芸術大学)を卒業。
明治41年、文展に出品した「闇」以来連続受賞し、写実的作風で官展界に重きをなした肖像彫刻の第一人者。

永く母校の授業を務め、芸術院会員にもなり、昭和23年・81歳で没す。
多摩川に沿って、沢井駅の下にある「楓橋」から上流の「神路橋」までが御岳渓谷。
御岳渓谷の水は、環境庁の「日本名水百選」に選ばれました。いつ訪れても山水の美が満喫できるところ。
毎年5月中旬・「関東渓流カヌー大会」が開かれる。

「北原白秋」1885-1942 詩・歌人 福岡生まれ
大正12年3月に青梅を訪れ、御岳山に登り、その帰途に酒造に立ち寄り、長歌の一篇として”造り酒屋”の歌を詠じている。
「歌碑には、長歌の反歌「大御代の多摩の酒屋の門櫓 酒の香 さびて名も古りにけり 西多摩の山の 酒屋の鉾杉は
            三もと五もと青き鉾杉」のうちの後半が刻まれている。碑は、昭和42、酒造の庭に建てられている。
            詩人の野田宇太郎ー鉾スギの形に似た自然石を選んでいると云う。

「さわい駅」昭和4年、 青梅電気鉄道 御嶽駅と同時に開業・貨物の取扱を開始、国鉄青梅線の駅となる。
      昭和62年、国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅で現在に。
    

「如意」とは意のままに智慧や財宝、福徳もたらす如意宝珠という宝の珠のことであり、
「 輪」は煩悩を打ち砕く法輪を指している。
その二つを手に持った観音菩薩ということで 如意輪観音という。(六観音の一つに数えられ、天界道に迷う人々を救う)

                  曹洞宗の寺ー運慶院
    

                   駅前にある寺(境内)
    

                    運慶院本堂


                   「日本酒ー澤の井」
江戸と甲州を結んだ青梅街道の宿場町として発展。
蔵のある市の西側から先の奥多摩には、深山峡谷の豊かな自然が広がり、清らかな水が豊かに湧き、わさび栽培も盛んな地域。
蔵の裏にも「岩清水」が渾々と湧き出で、仕込み水として使われていると云う。
眼下を流れる多摩川の清流には沢蟹が遊び、近くには2万5千本の梅が咲き乱れる吉野梅郷も近い。
奥には、雲取山を始めとする100近くの山々が峰を連ね、散策やハイキング、登山に多くの人々が訪れ、北原白秋もその一人と云う。



「小澤酒造ー銘柄・澤の井」
創業ー元禄15年の1702年、蔵元当主の祖先はもともと甲斐・武田家に繋がり、甲州から武州澤井村に移り住んだ一族だという。
1573年に武田信玄が没した後、家臣の中には「武田家再興のため身をかくし、後日に備えん」と軍資金を持って甲州を去る者もありましたが、
徳川家康が我が子・信吉に武田家を継がせ、永住地を澤井の里と定めた一族の末裔が、蔵元当主の小澤家。
家紋が井桁に武田菱となっているのも、こうした由緒にもとづくもの。
小澤家は軍資金をもとに植林を始め、元禄年間の1688~1704年、酒造りもを。酒銘は「澤井」という地名にちなんで命名。
以来、約300年にわたって奥多摩の地酒として親しまれている。

    

「直営の豆腐料理・ままごと屋」
多摩川の畔にたたずむままごと屋。
うつろう季節とともに素朴でやさしい豆腐・ゆば料理が。
豆腐・ゆばは、澤乃井の仕込水と、厳選された国産大豆と、こだわりの料理。
蔵出し特選銘酒と合わせてご堪能出来るのが嬉しい。

    

人道吊り橋「楓橋」 昭和53年建・長さ80m・巾2m・水面からの高さ15m。
「ままごと屋」から寒山寺下へ。
                   二代目楓橋
    

「大日本寒山寺」
多摩川に架かる「楓橋」を渡ってすぐに、鐘楼の近く、「大日本寒山寺」が、(正式名称)
「寒山寺」は、中国の蘇州にある寒山寺にちなんだ名前で、
書家の「田口米舫」が中国の蘇州にある寒山寺を訪れた際、蘇州の寒山寺から仏像を寄贈され、その仏像を安置するために建立。
中国蘇州・寒山寺の和尚さんが、2~3年に一度 参拝に訪れると云う。

階段の上に小さいが「お堂」が建っている。立派な格天井がある。
楓橋から見る多摩川の風景も素晴らしい。

    

「カヌー」
関東ブロック大会の競技種目ーカヌー競技会が、5月開催される。

    

多摩川を下っていきます。

「日本酒の話」ー酒造好適米ー
ササニシキ・コシヒカリの飯用米、食べておいしい米は酒造りによいとは必ずしもよいとは云えません。
酒造りには、精米しますので、堅く大粒で心白が多い米をを好みます。蒸米にして「ふっくら」と弾力のある米が良いのです。
粗蛋白や粗脂肪が好適枚には少ない。
酒では、精米部分平均70%ぐらいにし、出来る限り米の中心部にします。吟醸酒などの少量の場合は「手洗い」します。
吸水率は、白米100kgで平均吸水後125kg~130kg・後水切りをし蒸し器に。
好適米ー五百万石・たかね錦・山田錦・フクノハナ・雄町・玉栄、、、、、20種以上。価格も飯米より高くなります。

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