夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

鹿の角が届いた。

2024年07月22日 | 面白い話
約1ヶ月にわたって薬師温泉旅籠で開催されていた
尾曽律葉さんの和紙ちぎり絵個展が終了して、今日
展示作品が帰ってきました。運送してくれたのは
群馬の大工の棟梁とベテラン瓦職人の親父さんたち。
朝8時に到着という事で私も荷下ろしの手伝いに
行きました。

聞くところによると
「朝3時に群馬を出発してきた」という。

荷下ろしが終わって部屋に入り棟梁と職人の
親父さんたちは尾曽邸の室内をくまなくスマホの
動画で撮影。
「撮れたかな〜」と棟梁、midoriさんに見てもらう。
 
帰ったら群馬でお世話になった方々に見てもらう
そうです。で、私が貰ったもの、鹿の角です。
 
「鹿の角欲しければやるぞ」と絵画搬出の時に
棟梁が言ってくれ
「欲しい!」と言ったら本当に届けてくれた。

棟梁は害獣駆除を受け負っているとの事で
イノシシ、鹿、熊を駆除すると市や県から
補助金が出るとの事でイノシシは一頭23000円
鹿は19000円、熊は15000円だそうな。
「この前なんかイノシシ10頭罠にかかってた
 嬉しくなっちゃったよ」と棟梁
そりゃあ23万円も臨時収入が入れば嬉しくなるね。
駆除した動物の肉はセシウム(放射性物質)検査に
かけるそうです。まだまだ福島原発事故の影響が
尾を引いている。

尾曽夫人が用意した朝食を食べながら話が弾みます。

鹿の角の話から根性論まで捲し立てる棟梁の話は
面白い。
「人生は研究、努力、勇気と根性、時間を
 上手く使わねぇと勿体ねぇ」と人生論をぶちまける。
棟梁は若い頃スキーの選手をしていた、自分の失敗談も
交えて、面白い説法で
「なるほど、なるほど」と手を叩いた。
今時の根性のない若い人に聞かせてやりたいくらいだった。

さて骸骨(スカル)つき鹿の角は左右の角がきれいに
揃っていないと価値が半減するそうな。
「昔は刀をかけて置いたもんだ」と棟梁
刀ならぬ竹竿を掛けてみた。

鹿の角をもらって嬉しそうな私と棟梁です。
 
スカル付き鹿の角なんてグロテスクと思いますが
オブジェとしては素敵です。駆除された鹿もこれで
往生するでしょう。

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