夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

「あい 永遠に在り」を読む

2013年06月19日 | 愛読書
友達からプレゼントされた本、高田郁著の「あい 永遠に在り」を読み終えました。
この本は「関寛斎」の妻「あい」さんの一生を書いた本です。
       
「関寛斎」?って誰?「知らんぞよ」と思って読み進んでいく。

ネットで「関寛斎」を調べてみました。偉い人だったんですね。おまけに千葉県出身。
その「関寛斎」の妻の事を書いてあるのですが、「あいさん」も夫に仕えて偉い人でした。
夫婦の間には12人もの子供が生まれたのですが半数が亡くなっている。昔は医療が
発達していなかったから、弱い子供は病に罹ると直ぐ亡くなる時代でした。

関寛斎は幼くして母親を亡くし養子にいき養家で教育を受け、佐倉の順天堂で医学の道に
進み、銚子で医院を開く、ヤマサ醤油の祖、浜口梧陵(津波からたくさんの村人を救った
「稲むらの火」の逸話で有名)に援助してもらい長崎留学、医師の腕を磨き、幕末の
御典医となるも72歳にして北海道開拓農民となる。妻である「あいさん」もその都度
付き添い夫を助けていくも、夫、寛斎と息子が開拓しているトマムの開拓地を見る事なく亡くなる。

医者の夫、寛斎は金の亡者になる事なく、貧乏人からは医療費を取らず金持ちからはそれなりの
医療費をもらっていたのでいつも貧乏暮らしを余儀なくされていた。そのような人間性を
みていたのか、浜口梧陵は援助を惜しまなかった。
関寛斎、妻亡き後かなりの落ち込み用だったらしく、開拓地を巡り息子達と意見が対立、
82歳で服毒自殺を遂げる。北海道陸別町に「関寛斎資料館」が在るそうです。

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