夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

ホイットマンの詩集「草の葉」の古い本を貰う

2024年08月17日 | 愛読書
先日古い洋書を友達から貰いましたが、その中に
ホイットマンの「草の葉」もありました。
懐かしい!「草の葉」だ。と思い貰ってきた。
と言っても私はホイットマンの「草の葉」は
読んだことがない。中学の国語の先生が「草の葉」を
朗読してくれました。先生は
「有名な詩人だから覚えておきなさい」と言ったものの
あまり乗り気ではなかったが、先生は歌うように
「草の中からホイットマンが出たよ」と覚えるといい
と教えてくれ、その韻が面白かったので、それだけは
ずっと覚えている。
60数年たってホイットマン詩集に出会うなんて
奇跡と思い貰ってきた。
 
出版されたのはいつ頃か?昭和24年とある。
私が5歳の頃です。本の定価450円と昭和24年に
してはかなり高額。今の価格にしたら1万円位か?
訳者は富田砕花(さいくわ)と古いかなづかいで
ルビが振ってある。
ページは黄ばみ、漢字も仮名使いも古く、英語読みも
ウォールト・ホヰットマン ニュウ・ヨーク 
ニュウ・ジャーズィ キァナダ等ネイティブの
発音に近い。
 
少しづつ読み進めていったら「おや?」と思う
文章があった。

アラバマで私の朝の散歩をしたとき、
野茨の茂みのなかの巣のうへにうづくまって
彼女の雛をかへしてゐる物眞似鳥を見た

とある。
アラバマと物眞似鳥(ものまね鳥=マネシツグミ)という
文章を見て、ふと思ったのが私の好きな映画「アラバマ物語」
原題がTo Kill a Mockingbird(ものまね鳥を殺すには)が
何で「アラバマ物語」という邦題になったのか?
調べてもわからなかったが、ひょっとしたら日本の映画
配給会社の人が「草の葉」の項目を読んでいて邦題を
「アラバマ物語」としたのではと思ったりして。

と、まあ古いホイットマンの「草の葉」を読んで
いろいろと思い巡らして、中学校時代の国語の
先生の顔なども思い出した。

映画「アラバマ物語」はお勧めの映画です。

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