「あかんたれ」の再放送をみる

昔（１９７６年）放映していたTVドラマ「あかんたれ」の
再放送を視ています。
昨年暮れお昼に何か面白い番組はないか？と
チャンネルを回していたら千葉テレビで「あかんたれ」の
再放送をやっていた。
４４年も前の花登筐作、昼間の帯ドラマでした
明治中期の大阪・船場の呉服問屋・成田屋を舞台に
主人・秀吉（ひできち）が残した「てかけ（妾）の子」・
秀松こと秀太郎（ひでたろう）の奮闘を描く。
Wikipediaより
てかけ（妾）の子として生まれた秀松が子供の頃から
丁稚奉公して奮闘するドラマです。
父親・秀吉（中村嘉葎雄）本妻おひさ（ご寮さん　小山明子）
　
長女、糸子（とうさん　土田早苗）　
次女、富江（こいさん　岡崎友紀）
　
成田屋の若だんさん（沢本忠雄）　叔父（分家の治三郎　高田次郎）
　
秀松の母親　お絹（中村玉緒）と秀松（志垣太郎）
　
大番頭（石井均）と同業者糸茂主人（小沢栄太郎）
　
「あかんたれ」芸達者の出演者が出ていて今見ても面白い。

４０数年前の昼間の番組といえば今のようなワイドショーは
まだあまり無く、昼メロなる番組がありました。その中でも
「あかんたれ」は昼間なのに高視聴率を上げました。
それほど面白い帯ドラマでした。

美輪明宏が歌う「昼メロ人生」という歌詞にも
あるようにあの頃は未だ共稼ぎという風潮はあまり
ありませんでした。主婦はお昼のドラマを（メロドラマ
ばかりではなかったが）見ていました。
主婦も働きに出ることが多くなり昼メロは流行ら無くなり
昼間の帯ドラマはNHKのドラマしかなくなり、いつの間にか
同じような報道番組ワイドショーに変わってしまいました。

「あかんたれ」の作者、花登筐はなかなか面白い脚本を
たくさん書いていましたが早くに亡くなっている。
最近は面白いドラマを描く脚本家が、居なくなりました。
向田邦子は飛行機事故で早世
山田太一は筆を置いている。
かろうじて残っているのが倉本聰ですが彼もお歳です。
倉本聰は今時のドラマのつまらなさを嘆いている。
私も全く同感。
「あかんたれ」は終盤ですが、月曜から金曜日の
１３時から千葉テレビで放映しています。
役者の演技が上手くて面白いドラマです。
それにしても出演者の方々は亡くなっていたり
かなりなお歳になっている。４４年も経てば当然か。