宝塚バウミュージカルの東京公演、雪組『ニジンスキー』-奇跡の舞神ーを観てきました~
SaFぴーがチケット取ってたのにお仕事で行けなくなっちゃって、譲りうけました。
ラッキーごめんねSaFぴー
ヴァーツラフ・ニジンスキー:早霧 せいな
ロモラ・ド・プルツキー:愛加 あゆ
セルゲイ・ディアギレフ:緒月 遠麻
レオン・バクスト:磯野 千尋
タマラ・カルサヴィナ:五峰 亜季
リポン侯爵夫人:麻樹 ゆめみ
エミリー・マルクス:涼花 リサ
ポーラ:早花 まこ
ミハイル・フォーキン:大凪 真生
アドルフ・ボルム:大湖 せしる
イゴール・ストラヴィンスキー:蓮城 まこと
マルセル:香音 有希
ヴェラ:千風 カレン
シモン:透真 かずき
ジョゼット:透水 さらさ
マリー・ランバート:彩凪 翔
レオニード・マシーン:真那 春人
ガンズブルク男爵:帆風 成海
シンプルでフラットな舞台でニジンスキー伝説の舞踊シェエラザードの「金の奴隷」のダンスシーンからの始まり。
決めポイントを残しつつ宝塚ふうにアレンジされていて、たっぷり踊る。
と、言ってもやはり宝塚のショー的なダンスと趣が違います。
バレエダンサーの小林十市さんが振付・指導されてるとのことで、なーる、バレエ的。
ヴァーツラフ・ニジンスキーはダンサーとして栄光を極めながらも、自分が意欲的に取り組んだ作品への評価の賛否両論やゲイであったこと、世界大戦のさなかという情勢で終始、悲劇的な描き方で重くシリアスなんだけど、早霧さんがなんというか透明感があって美しい。
ヴァーツラフのガラスのような繊細さがうまく出てて、その雰囲気に引き込まれました
そして、早霧さんは声を男役風につくらずに発声しているのでかわいい声。
歌はまだまだ迫力があるように歌えてない感じだけど、声がすなおに出る感じだから、場数ふんでチャンスいっぱい掴んだらよくなると思います
宝塚としては禁断のゲイを描いとりますが・・・
ヴァーツラフとセルゲイの男同士のラブシーン、すごく上手でホンマにキスしてるかと思っちゃった
ヴァーツラフに恋するロモラが女の子から妻になってだんだん大人になっていく変化がすごい。
芝居がうまいです~
苦悩しつづけ、狂気に陥っていくヴァーツラフ、腕を高速にぐるぐるとまわして鬼気迫る表現は圧巻。
目に焼き付きました。
そして、車椅子に座っている老いたヴァーツラフが息をひきとったとき・・・そこから「金の奴隷」のダンスシーンには涙涙
エピローグでのヴァーツラフとセルゲイのデュエットも官能的で美しかった
カテコの挨拶で早霧さん、なんだかたどたどしくて、ところどころかんでたけど、腕ぐるぐる「こんな感じで頑張ります」に共演者のみんなも笑ってた
幕が下りても笑いが続いてた
宝塚雪組バウミュージカル『ニジンスキー』-奇跡の舞神ー
2011年5月13日(金)~5月19日(木)
日本青年館
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