紫蘇の効用

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一日中半蔵門

2005年09月10日 | 文楽

文楽公演『芦屋道満大内鑑』、国立小劇場で11:00からの開演です。
人間国宝吉田玉男さんはじめ吉田文吾さん、三味線の竹澤宗助さん、野澤喜左衛門さんも休演とのこと。
どうしたんでしょう。そんなに皆して体調を崩されてるとは

「保名」「葛の葉」は歌舞伎でよく上演されますが通しで観ることがなかったので、阿部保名はんの人生がものごっつう波乱万丈だったことがわかりました。

あらぬ疑いをかけられた保名の恋人、榊の前が目の前で自害し、くるくるぱーになってしまう保名。
その狂う瞬間が人形ワザとは思えぬ表現に感動
「葛の葉子別れの段」は大好きな演目。
保名に助けられた狐が、保名の婚約者葛の葉に化けて奥さんとなり、子までもうけたが、本物の婚約者が現れて狐さんは、愛しい保名と子(のちの阿部清明)と別れて山へ帰っていくというくだりですが、子への情愛がすごくて、泣けます
葛の葉の人形遣いは吉田文雀さんで、首の傾げ方とか、子をさする手が生き物です。

今日は、隣の大劇場で藤良會(とうりょうかい)という藤間流・日本舞踊の発表会があり、菊ちゃんの特別出演があります。
出番の時間を確認しに行ったら8:17pm。
3:00pmすぎに文楽が終わって、母上様とグランドアーク半蔵門へ遅いランチ
 ラム肉のクリーミートマトカレー
 松花堂弁当(これに刺身、先付けがつく)
皇居を前にして緑いっぱいの景色に高い天井でマイナスイオン~な雰囲気

食後、母上様は家路へ、私は再び国立劇場へ。
 たまには正面入り口から入ってみる・・・
藤良會は11:00amからやっていて演目が大曲ばかり。
4:30pm頃入ったら「京鹿子娘道成寺」・・・すごい豪華。まるまる踊ってた
菊ちゃんが出るのは「将門」大宅太郎光圀の役です。
素踊りかな?扮装するのかな?と思ってましたが、会全体が芝居傾向にあり、将門も歌舞伎同様の拵え。
光圀の衣装はかっこいいので、うれぴー
忍者の肌着、黒いネット状のTシャツに金と黒の着物。そして鬘は月代がちょっと伸びててポニーテール。
セリフもいっぱいあってワザも多様にあるので美味しい一幕でした。
相手の滝夜叉さんが小柄なので菊ちゃんが大きく見えて、骨太オトコの光圀でした。(びっくりした)

たまたま文楽観劇の日に菊ちゃんも国立に出ててラッキ~だったけど10:00am~9:00pmまで半蔵門に滞在してたのねん。永っ。

お留守番してたしゅりと遊ぶ・・・
 ハイパー娘しゅり大興奮
ぶれてますから。


文楽『芦屋道満大内鑑』
2005年9月10日(土) ~ 2005年9月25日(日)
国立小劇場



40周年『藤良会』
9月10日(土)11:00~
国立大劇場


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