紫蘇の効用

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◆shiso家のわんこをご紹介◆

大阪なんばしよっとの旅-Ⅰ

2007年07月07日 | 歌舞伎

遠征続きでいかにお金を使わずに移動するかが勝負。
なので東京-大阪間なのにマイレージを使って飛行機で移動いたす~
なんと今だと土日利用に限り通常15,000マイルが10,000マイルでOK
むりくり今日明日の観劇をねじこみました。

お昼の12:30頃、伊丹空港に降り立ち、電車を乗り継いで心斎橋に取ってあるホテルへ荷物をあずけ、松竹座の隣りのはり重でランチ。

4:00pmまでのスペシャルランチ\2,800-をオーダー
 洋食屋さん~な感じのポタージュスープ。
 さすがお肉屋さん、ビフテキがやわらか~い
 コーヒーも付いてる
 懐かしのナプキン三角折だよ。

さて大賑わいの心斎橋にある松竹座で、今日は七月大歌舞伎夜の部観劇です。

一幕目 鳥辺山心中
 菊地半九郎:愛之助
 若松屋遊女お染:孝太郎
 若松屋遊女お花:竹三郎
 坂田源三郎:薪車
 お染父与兵衛:家橘
 坂田市之助:秀太郎

二幕目 新古演劇十種の内 身替座禅
 山蔭右京:仁左衛門
 太郎冠者:愛之助
 侍女千枝:壱太郎
 同 小枝:宗之助
 奥方玉の井:歌六

三幕目 女殺油地獄
 河内屋与兵衛:海老蔵
 女房お吉:孝太郎
 豊嶋屋七左衛門:愛之助
 与兵衛妹おかち:壱太郎
 芸者小菊:宗之助
 小姓頭小栗八弥:薪車
 山本森右衛門:市蔵
 与兵衛母おさわ:竹三郎
 与兵衛兄太兵衛:家橘
 河内屋徳兵衛:歌六


鳥辺山心中・・・
愛之助くんって見た目と声のギャップがあるんだよねー。
大人っぽい発声。
でも若さゆえの短慮な半さまで話の筋がする~んと通っていました。
薪車さんの若侍・小栗八弥も熱演も荒々しくてウザ野郎全開な感じで
めずらしい秀太郎さんの立役。


身替座禅・・・
仁左さま、玉の井のときもかわいいけど、右京さんもかわいいのぉ
歌六さんの奥方玉の井は特にすごく造りこんでいるわけじゃないけど浮気されちゃいそうなモーレツ奥様ぶりで
また「身替座禅~」と思うほどかかってるけど、毎回は配役が違うから組み合わせで楽しめる。
壱太郎くんの佇まいが上品でいいです。


女殺油地獄・・・
海老さまの狐忠信(澤瀉屋バージョン)に次ぐチャレンジコーナーです。
関西弁だし、放蕩息子のヤサ男、油まみれのすったもんだ、と課題満載な芝居を自らやりたいと申し出るとはチャレンジャー
どーしよーもないワルのボンボンの非条理にまわりが巻き込まれてしまうという影響力のある、また色気のある人物というのを演ずるのはやはり難しいですなー。
クライマックスの油まみれの立ち回り、何度も何度もすってんころりん、つるりんこん。
文字通りはねる海老~

お席が花道のすぐ横だったので逃走するとき「水溶性の液体が飛んできます」と着物の人にはひざかけなど配られてたけど、高級プレタポルテのお洋服着用のあたくしには配られず、海老さまの油がかかった・・・



七月大歌舞伎
平成19年7月2日(月)~26日(木)
大阪松竹座