のち
グローブ座で上演中の血の婚礼観ました。
原作:フェデリコ・ガルシア・ロルカ
台本・演出:白井 晃
レオナルド:森山 未來
花婿:岡田 浩暉
花嫁:ソニン
レオナルドの妻:浅見 れいな
黒い男新納 慎也
少女:尾上 紫
女中:池谷 のぶえ
花嫁の父:陰山 泰
レオナルドの姑:根岸 季衣
花婿の母:江波 杏子
岡田くんご出演だし、 未來くんフラメンコ踊るっていうし、期待マンマンで行ったが。。。重かった。
二階下手の一番舞台寄りの席だったので全体が視界に入りながらも近い感じでなかなかの良席。
舞台は激しく八百屋になっていて、ここで踊るン?と思ってたら前方に少し平らなエリアがあり、踊るときはそこで
フラメンコダンサーのお話でもないからフラメンコ踊る必要性はなくて、激しさ、熱さを出すためのツールなんだろうけど・・・タップダンスだしなー
ブレリアっぽいのちょい踊っただけで、ヌメロ1曲じゃなかった。
踊りは情熱的で高度なパソも入ってるけどフラメンコの雰囲気を取り入れた未来くん独自の踊りで、カテゴリーに入らない感じ。
舞台装置とかはおされに仕上げてあるけど、それがアンダルシアらしくなくしてる上に、みんな本物ではないフラメンコなので妙に日本っぽいじめっとした暗さを感じてしまった。
ツボるおもしろいとこもあったよ。
岡田くんのパルマとかアンダハレオやセビジャーナスの替え歌とか
ソニンちゃんって運動神経がいいんだな。踊りも華やかだし。
そして声もしっかりしてるし、ソニンちゃんは舞台向きだと思う
花婿や花婿の母の前で恥らう乙女~から急に女中さんと二人になると野太い声のわがまま女にかわったりして精神不安定感が出てる
マリッジブルーかのぉ?と思わんのかな?女中さん、無神経な態度だけどー
たぶん設定的には花嫁に対しての愛情があることになってるけど、この人も精神不安定っぽい。
尾上紫さんの存在感もあって声や体の動きがきれい
でも役はうざい感じがする・・・。
ニイロくんも微妙な存在。
舞台の床にドボドボと血の海がひろがる
実は照明だったけどホントの液体かと思っちゃった・・・衣装汚れちゃう~みたいな
1階席の人は見えてるのかな?
効果や演出は凝ってるけど、ストーリーの掘り下げが中途半端なので誰も救われない、誰にも感情移入できない感じで終わった・・・
血の婚礼
2007年5月3日(木)-5月20日(日)
グローブ座