しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

平城宮跡から門跡寺院「法華寺」

2011-01-19 09:20:09 | 旅行
                西大寺駅から昨年「平城遷都1300年際」の平城宮跡を通り
                そこから西方向の法華寺に向かいます。



        

          かつては中心だった平城京跡はかなり広いです、近づくと「大極殿」は朱色が美しい建物でした




        
 
         平城宮跡の北側にある遷都1300年を記念して復元された建物、国産のヒノキとケヤキを使った建物は
         東西約44メートル 南北約20メートル 高さ約27メートルと巨大建造物です




        

         天皇が座った玉座「高御座」(たかみくら)が再現されていた



                  

                     朱雀大路の北側に見える「朱雀門」は平城宮の正門です



                  

                   大極殿では即位や賀正の大儀など、天皇が臨席する重要な儀式が行われた

 
                   「朱雀門」から「東院庭園」「遺構展示館」など見学したことがありますが
                   かなり広い場所、廻るのに時間がかかりこの日の平城宮跡の見学はここまでとして
                   徒歩で「法華寺」に向かいました。




        

    気持ちよさそうに青空を泳ぐ凧、広い場所ならではの景色です 「1300年前にもこんな光景が見られたのでしょうか」



        地図は持参していましたが、住宅地の道は分かりにくく、20分ほど歩いて門跡寺院「法華寺」に到着



        

           赤門 (通用門です)



        

            豊臣秀頼の母・淀君の寄進の本堂

          日本総国分寺である東大寺に対して光明皇后御願になる日本総国分尼寺です

          本尊の木造十一面観音立像(国宝)の公開の日程は決まっており、今回は見られませんでした
         (前回特別公開で見せていただいています)



                 

                     十一面観音立像 国宝

                  右手は長く垂れて天衣の端をつまみ、左手は直角に曲げて宝瓶を支えている
                  指の優しい線が美しい。

                  右足は膝から少し前方に踏み出し、親指の先が軽く跳ね上がる。
                  光明皇后が蓮池をお渡りになっている姿をうつしたものと伝えられ、          
                  動から静への一瞬をとらえた印象的な写実作で我国木彫りの最高作品といわれる

                   


                     

               2010年は光明皇后1250年大遠忌の年でした      昭和天皇、皇后両陛下記念樹



        

              華楽園  江戸時代初期に作られたとされる庭園



                  

                    咲いている花も少なく淋しい季節です



                  

                   千本もの椿があるそうです



        

             浴室 (からふろ)


                   

                光明皇后が薬草を煎じその蒸気で多くの難病者を救済されたところです
                かたわらの井戸は常に清らかな水をたたえていました。

                内部は公開されていませんでしたが、見せていただいた時、内部は二部屋になっていて
                板張りの蒸し風呂でした。



        

               「月光亭」


                  

                奈良県月ヶ瀬の民家を昭和46年に移築したもの、18世紀の建築と推定されるそうです




               

                 光明皇后「御影」   日本画家 林屋 拓翁 作

              2010年の光明皇后千二百五十年大遠忌に光明皇后の絵姿を製作、奉納した掛け軸。
              慈悲深い光明皇后を天平美人として思い描いたもので岩絵具原色豊かな平成の名画として
              法華寺に所蔵され永く後世に引き継がれる「御影」ですとありました。


             法華寺から隣接する海龍王寺、そしてそこから近い不退寺、般若寺と訪れる予定でしたが
             お寺は閉門は早く、旅の初日にかなり廻ったので少し疲れて、またの機会にすることにしました。