しなこじダイアリー

日常生活のあれこれ

清澄庭園のお正月風景

2011-01-05 10:10:46 | Weblog
           我が家から徒歩15分ほどの「清澄庭園」に出かけました。
           深川七福神巡りも考えたのですが、この日は清澄庭園に向かいました。



          

           一説には江戸の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と伝えられています。
           その後明治11(1878)年に岩崎弥太郎が社員の慰安や貴賓を招待する場よとして
           造園を計画、明治13年に「深川親睦園」として開園しました。



                     
  
 

         万千百十一両のお年玉を頂いた気分



           

              大正記念館前庭には松竹梅も初春に彩りを添え



          

              大輪も牡丹には雪よけ(風よけ)が似合います



            

              なつめ水鉢の奥に見えるのが大正記念館



                  

              青空に映える松の根元の石は「伊豆川奈礎石」岩崎家が集めた名石の一つで
              庭園内には全国から集めた「石」が数多く配置されています



            

              雪つりの松と石灯籠にそそぐ木漏れ日も初春の柔らかさが感じられました



            

              「回遊式林泉庭園」には数寄屋造りの「涼亭」が豊かな日本情緒を添えます
              明治42年に国賓として来日した英国の元帥を迎えるために岩崎家が建てたもの

              お正月の澄んだ空気のせいでしょうか、どの季節より美しく見えました



            

              池には鳥たちが静かに羽を休めていましたが、



            

              傘亭でひと休み、しばし鳥たちの観察



    
    
    

       鳥は鴨でしょうか、白く見えるのはカモメ、左の黒い鳥のカップル?はずっと一緒でした

       鯉の餌を売店で買い、口を開けて待つ鯉に投げるのですがたちまち鳥たちが押し寄せ取られてしまいます、
       見つからないように端の方でそっと上げても、のんびりした鯉の口にはなかなか入りません、
       そのうちカモメも加わり投げた餌を空中キャッチ、岸ではカラスに鳩が待ち、大騒ぎになってしまいました
       
     



                  

          少し奥まったところの自由広場、桜の木の下のこのベンチは私のお気に入りの場所です。
          まわりには花菖蒲田があり、東屋もあるのですが、冬を除いてちょうどよい木陰になります。

          5年ほど前になりますが、歴史の検定を受けるため、ここでよく勉強したのです。
          教材にお弁当とお茶、そして小さな座布団を持ち、この木の下で何時間も過ごしました。
          のんびり本を読むのにも良い場所なのです。

          私には清澄庭園の自由広場は思い出の場所になっています。
          1月4日でしたが、日差しが温かく、喧騒を忘れるような穏やかなお昼前のひとときでした。