西の京「唐招提寺」から歴史街道を10分ほど歩くと白鳳伽藍の「薬師寺」に着きます。
北側の「興楽門」を入りました
こちらも世界遺産です
金堂
朱と緑が目にも鮮やかな堂宇は、裳階(もこし)をつけた華やかな竜宮作りです。
680(天武9)年に天武天皇の発願により創建され、平城遷都に伴い飛鳥から現在の場所に移転。
東塔・西塔を備えた独特の薬師寺式伽藍だったが、何度も火災に遭い東塔以外のすべての塔を焼失した。
1967(昭和42)年薬師寺管主に就任した田好胤氏は焼失した白鳳伽藍の復興を発願し、
管主の精力的な勧進行脚が実り1976(昭和51)年に金堂が完成したのです。
堂内には薬師如来座像と日光・月光菩薩立像を安置
中央の薬師如来座像
月光菩薩像
日光菩薩像、三体合わせて「薬師如来三尊像」です
「日光菩薩は太陽の光のように温かな如来の慈悲を、
月光菩薩は月の光のように清涼な知恵を象徴しています」
東塔 伽藍の中で唯一残った創建当時の建築(国宝)
六重に思えるが、各層に「裳階」(もこし)と呼ばれる庇が付いた三重塔
西塔 朱塗りの麗々しい西塔は東塔と鮮やかなコントラストを見せる
1981(昭和56)年、綿密な調査に基づいて創建当時の姿に復元された(拝観は外観のみ)
塔の上層部の水煙(炎を模った装飾)の透かし彫りの天女の姿は
奈良時代の人々の祈りの心を伝えています
大講堂 田氏亡き後も勧進運動は引き継がれ、2003(平成15)年に完成
弥勒三尊像 重要文化財 白鳳~天平時代
朱塗りの回廊 (平成7年再建)
中門 (昭和59年再建)
このほかにも「聖観音菩薩立像」が安置されている鎌倉時代の国宝「東院堂」も見学しました。
「聖観音菩薩立像」や「日光・月光菩薩立像」は2008年に国立博物館で開催された[薬師寺展]で
間近に見学できてとても印象に残っています。
光背を外された両菩薩像はぐるっと周りながら見学できたのです、薬師寺でのお姿とは別な像に感じました。
ブログで紹介しましたが、その時のパンフレットです
新聞で紹介された月光菩薩像の後ろ姿です
像の周りを何周もしたのを覚えています、
そして二回会場に足を運びました。
薬師寺はいつも”工事中”が印象に残っていました、今回再建した白鳳伽藍を見学し
仏像を拝観して、1300年という長い歴史を感じたひとときでした。
もう一箇所以前に中を見学させていただいたことのある伽藍を紹介します(今回は不可)
玄奘三蔵院伽藍・大東西域壁画殿 (平成三年落慶)
薬師寺の法相宗の教学である唯識思想をインドに求め、17年もの旅をした中国の唐代の名僧玄奘三蔵法師の
ご頂骨をお祭りしています。
玄奘によってもたらされてた教典約二万巻のうち1335巻の教典の翻訳にも精進され、インド思想を漢字文化圏に
広めた功績も残されています。
須弥壇には玄奘三蔵訳経像をお祭りし、大唐西域壁画殿は、平山郁夫画伯が30年の歳月をかけて完成された
玄奘三蔵求法の精神を描いた壁画をお祭りしてあります。
落慶されて間もない頃、特別拝観をさせていただいたことがあります。
子供の頃から「三蔵法師」の物語は有名でしたから親しみを感じたものでした。
西の京の古寺見学は印象深かったです。
北側の「興楽門」を入りました
こちらも世界遺産です
金堂
朱と緑が目にも鮮やかな堂宇は、裳階(もこし)をつけた華やかな竜宮作りです。
680(天武9)年に天武天皇の発願により創建され、平城遷都に伴い飛鳥から現在の場所に移転。
東塔・西塔を備えた独特の薬師寺式伽藍だったが、何度も火災に遭い東塔以外のすべての塔を焼失した。
1967(昭和42)年薬師寺管主に就任した田好胤氏は焼失した白鳳伽藍の復興を発願し、
管主の精力的な勧進行脚が実り1976(昭和51)年に金堂が完成したのです。
堂内には薬師如来座像と日光・月光菩薩立像を安置
中央の薬師如来座像
月光菩薩像
日光菩薩像、三体合わせて「薬師如来三尊像」です
「日光菩薩は太陽の光のように温かな如来の慈悲を、
月光菩薩は月の光のように清涼な知恵を象徴しています」
東塔 伽藍の中で唯一残った創建当時の建築(国宝)
六重に思えるが、各層に「裳階」(もこし)と呼ばれる庇が付いた三重塔
西塔 朱塗りの麗々しい西塔は東塔と鮮やかなコントラストを見せる
1981(昭和56)年、綿密な調査に基づいて創建当時の姿に復元された(拝観は外観のみ)
塔の上層部の水煙(炎を模った装飾)の透かし彫りの天女の姿は
奈良時代の人々の祈りの心を伝えています
大講堂 田氏亡き後も勧進運動は引き継がれ、2003(平成15)年に完成
弥勒三尊像 重要文化財 白鳳~天平時代
朱塗りの回廊 (平成7年再建)
中門 (昭和59年再建)
このほかにも「聖観音菩薩立像」が安置されている鎌倉時代の国宝「東院堂」も見学しました。
「聖観音菩薩立像」や「日光・月光菩薩立像」は2008年に国立博物館で開催された[薬師寺展]で
間近に見学できてとても印象に残っています。
光背を外された両菩薩像はぐるっと周りながら見学できたのです、薬師寺でのお姿とは別な像に感じました。
ブログで紹介しましたが、その時のパンフレットです
新聞で紹介された月光菩薩像の後ろ姿です
像の周りを何周もしたのを覚えています、
そして二回会場に足を運びました。
薬師寺はいつも”工事中”が印象に残っていました、今回再建した白鳳伽藍を見学し
仏像を拝観して、1300年という長い歴史を感じたひとときでした。
もう一箇所以前に中を見学させていただいたことのある伽藍を紹介します(今回は不可)
玄奘三蔵院伽藍・大東西域壁画殿 (平成三年落慶)
薬師寺の法相宗の教学である唯識思想をインドに求め、17年もの旅をした中国の唐代の名僧玄奘三蔵法師の
ご頂骨をお祭りしています。
玄奘によってもたらされてた教典約二万巻のうち1335巻の教典の翻訳にも精進され、インド思想を漢字文化圏に
広めた功績も残されています。
須弥壇には玄奘三蔵訳経像をお祭りし、大唐西域壁画殿は、平山郁夫画伯が30年の歳月をかけて完成された
玄奘三蔵求法の精神を描いた壁画をお祭りしてあります。
落慶されて間もない頃、特別拝観をさせていただいたことがあります。
子供の頃から「三蔵法師」の物語は有名でしたから親しみを感じたものでした。
西の京の古寺見学は印象深かったです。