カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

大人のクリスマスは天麩羅とジャズで

2011-12-25 23:43:24 | 日本でお出かけ
せっかくの三連休というのに取り立てて遠出の予定もない我が家ですが、
せっかくのクリスマスなので、ジャズ・ピアニスト木住野佳子さんのライブに出掛けました。
もともとダンナが好きなピアニストさんなんですが、彼女の曲や演奏は私も好きで、よく一緒にライブ聞きに行くんですよ♪

華奢な体つきにも関わらず、相変わらずパワフルな演奏。
今年はトリオに加えてストリングスも入って、豪勢なライブ内容でした。

さてさて。
時計の針をちょっと戻して、ライブの始まる数時間前。
会場に入る前に腹ごしらえをしておかなきゃね。
さあ、何を食べようか?


「クリスマスにディナー」というと、やっぱり洋食のイメージが強いですよね。
(そりゃまぁ“ディナー”っていうくらいですしね)
でもさ。。。
クリスマスのレストランて、大概が『特別メニュー』で、お値段も特別設定。
そのくせ、2時間くらいの入替制にしてたりするから、機械的流れ作業的に捌かれちゃって、
“優雅にディナーを楽しむ”には程遠くて、ガッカリさせられることが少なくない。


しかしそうは言ってもクリスマスだから、普段とおんなじ晩ご飯てのもそれはそれで味気ない。

というわけで、今年の我が家のクリスマスディナーは天ぷら定食でした。
イケませんか?

向かったのは、新宿に本店を構える、創業100余年の老舗の天ぷら屋さん。
天ぷら 船橋屋(ふなばしや)本店

東京都新宿区新宿3-28-14
TEL:(03)3354-2751
屋号は、初代が明治初期に世田谷区船橋で創業した事に拠るもので、
その後、現在本店のある新宿3丁目で開業。
戦前・戦中・戦後を経て、今なお同じ場所で商いを続けている数少ないお店です。
(当初は焼き芋屋さんとわらじ屋さんで、蕎麦屋を経て、天ぷら屋さんになったそうな)

店内には寿司屋のようなカウンター席があって、常連さんらしい人達で占められてました。

目の前の料理人さんに具材を注文すると、アツアツの揚げ立てを皿に置いてくれます。

ビギナーな我々は大人しくテーブル席に座らせてもらって、天ぷら定食Bをオーダーしました。
しかし、定食でも! テーブル席でも!
ちゃんと揚げ立てで持って来てくれるんです!!か、感動・・・
まずは巻海老二尾と
魚二種(穴子とキス)、イカ

続いて野菜二種。
今日はカボチャとレンコンでした。
前の皿を食べ終わる頃を見計らって、次の皿が用意されます。
さすがな心配り。

厳選した旬の食材を使ってるのは勿論のことですが、ここの特徴はなんと言っても揚げ油。
同じ新宿にある「関根油店」に特別に注文した胡麻油は、江戸時代中期より続く伝統技法
“玉締めしぼり”による最高級品。
極上の油で揚げる天ぷらはとても香ばしく、さっぱりとした上品なお味です。
さらに、極上の天ぷらは特製だしの効いた「天つゆ」だけでなく、
お好みで3種類の塩(自然塩、ハーブソルト、藻塩)でも味わえます。
締めに出てきたのは
エビと帆立のかき揚

これだけで豪勢な天丼が作れるというサイズ。
具沢山の贅沢な一品です。

これらにごはんと味噌汁に香物が付いて 2,980円也。
これ、絶対お得だと思う。

クリスマスに和食ってのも、なかなか乙なもんですよ。
次は是非カウンター席に座りたいですね


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