やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

計算通りには  やれこら やれこら

2014-07-30 18:07:23 | 今日のやれこら
「カラスにやられたー」
顔を合わせるなり,近くに住む同級生のおじいさんが言います。
すぐに意味は解ります,スイカの事です。
「じゃけーいうたろうが」         →「だから言ったでしょ」
「糸を張れー,いうて」          →「糸を張った方が良いよと」
  ※「スイカ畑の上空,50cm辺りに,70cm間隔で釣り糸又はタコ糸を張る」
   「舞い降りたカラスの羽根は糸に当たる」
   「一度でも羽根が糸に当たったカラスは身の危険を感じ,二度と近づかない」
   先人の教えです。 
畑にあったスイカが,ほぼカラスの餌になったそうです。
カラスはゴミあさりで学習しています,「緑,黒の縞模様,赤」美味しい食べ物だと。
狙いを定めて舞い降ります。
口ばしでツンツン,そして一気に,ポコーンと 穴を開けます。
さらに,食べ方も行儀が,悪いのです。
一個を食べ始めても,すぐ隣に目移り,また隣を「ポコーン」,やがてスイカは全滅。
・どうせなら,育ててくれた恩人の包丁で「スパッ-」と。
・どうせなら,気持ちよく赤いところを残さず。
・どうせなら,「女子会」のメンバーに。
スイカの思いを想像します。 

そして,我が家のスイカです。
「先人の教え」を守り,まずは糸を張ってやりました,まだ実の着かないうちから。
それから「スイカ栽培について」をJA冊子で,学習しました。
が,頭と,現場は違います。
行き当たりばったりの水やり,いい加減な肥料。
スイカにはつらい思いをさせました。
それはそうなんですが・・・・・
そこはたっぷりの愛情で,カバーできると思っていました。
朝晩欠かさない見回り。
霞んだ瞳の優しい眼差し。
度々の触診。

ですが,やっぱり,スイカとカラスは正直でした。
カラスは,糸を嫌がり,近づきませんでした。
スイカは,「苗が7株,一株4個で28個,しかも大玉」ができるはず。
大豊作のはずです。

孫に食べさせ,
親せきに配り,
近所にお裾分け・・・・・

計算通りにはいかないものです。
              やれこら やれこら


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